重さを感じる「ズッシリスッキリ」身体が喜ぶこと!
重さは求めるより感じること!
筋トレ(器具を使用してのレジスタンス運動)で成果が出始めますと、
負荷を強くしたくなります。
回数、セット数、頻度(日数)を多くする、
インターバル短縮で強度を上げる、
そして何よりバーベル、ダンベル、マシーンなどの重量を上げていきます。
向上心から、身体をもっと強くしたい、鍛え上げたい、さらに成長したいと願います。とても素敵なことです。
その強い意欲はモチベーションの原動力です。
ただ、明確な目的がなく、ベンチプレス(スクワット)で今月は100キロ上げたから、来月はなにがなんでも、130キロ上げるとなると、
どこかに無理が出てきます。もどかしさから
フォームに力みが出て、肩を壊す。
完治するまでは予定通りの動きが出来ないもどかしさから、ストレスを溜めてしまいます。
又、重さで、適切な筋収縮が出来なくなり可動域が狭まるり、
筋肉の柔軟さを欠き始めます。
そこから血流も悪くなり、コリや痛みを引き起こす。
カチカチだけど伸びない、パサパサ的なイメージです。
一旦動き始めたら、血液が心臓から足首まで
どくどくと駆け巡るイメージが欲しい所です。
そこで、1か月に5~10キロのペースで上げていき、約半年かけて130キロオーバーを目指すアプローチをお伝えしていきます。
★地球からエネルギーをもらう!
ベンチプレス(スクワット)でも、下ろして上げる時は、
脚を踏ん張る地面、呼吸をしている空間、接しているバーベル
全てからエネルギーをもらう一体感を意識します。
その一体感をエネルギーとして身体に伝えます。
伝わった瞬間から身体自体がエネルギーに変わります。
単に、鉄の塊を持ち上げるストイック感を漂わせるより、
自然界における無限のエネルギーと一緒なって上げていく、
壮大なイメージです。
地球全体で鉄を押し上げてくれていると感じることで、
身体も喜んでパワーを発揮します。
実際100キロ超の重量をさわるのですから、
上がらない時もあります。
しかし、重さを感じて身体が喜ぶ意識があれば、
「うぅ~う重」から、「ズッシリ感、でもスッキリ感」に変わります。
★「ズッシリスッキリ」をスキルにする!
「かっち」とはめる。
バーベルやダンベル、他の器具を使用して上げる下ろす、
担ぎ上げる、押す、引く、伸ばすなどの動作では、
始動瞬間時に違和感を感じないようにする。
◆違和感とは、普段より重たさを感じる、
持った時にいつものしっくり感がない。
幅、脚幅、グリップ、肩甲骨、股関節の位置などが、
いつものベストポジションからずれている場合に感じます。
始動開始時からの違和感は、集中力を欠き、
パフォーマンスが低調になります。
違和感をなくすには、試行錯誤の上、
身体で感じる経験をつむしかありません。
そして「ですを完成させること。
この「ズッシリスッキリ」を感じられる様になれば、、
次回は上がるとワクワク感が先行します。
ここまでお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
参考資料:トップアスリートに伝授したい怪我をしない
心と身体の使い方 小田伸午。小山田良治、本屋敷俊介著