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義務からの解放〜ごはんづくり編〜

掲題の件。

私は料理が得意だったし、人を招いて料理を振る舞ったりするのも好きだった。何なら高校生の頃には料理人を目指して調理師免許も取ったくらいだ。

そんな私が『料理がしんどい』に陥るとは想像もしていなかったし、『子供や家族の健康を預かる』みたいなポジションを得た途端に『しんどい』を迎えたことに戸惑いを隠せない。

このnote は、そんな私が『ごはんづくり』という毎日のミッションに対して解決策を見つけるまでの記録であり、つくりおき.jpというサービスへのファンレターです。

良かったらぜひお付き合いください。

原風景

私の母は私が小学生になるまでほぼ専業主婦で、その後始めた仕事も夕方までのパート勤務。いわゆる『家庭を最優先』に考えてくれていた、団塊世代の典型的なお母さん。

外食は誕生日などの特別な時のイベントで、ほぼ毎日ご飯は母が作ってくれていたことに何の違和感も、特別な感謝などもなく、ただ当たり前に母の手料理で育ちました。

母が読む主婦向けの雑誌やレシピ本は私も大好きで、レタスクラブやオレンジページなどは私の愛読書。

その中でも節約レシピの記事は私のお気に入りで、『1ヶ月3万円で食費をやりくり!』『家族みんなで”一食500円!”』みたいな記事に出てくるレシピの数々はどれも美味しそうで、写真集を眺めるようによく見ていました。

いつかお母さんになったら、そんな風に工夫をしながら”私が料理をする”。

そんな将来像を持ったまま大人になりました。

冒頭にあるように、夫婦二人〜子供が1人生まれた育休中までは、家に人を招き、節約はたいして出来ないまでも楽しく料理をしていました。

こちらの記事に当時の様子がチラリと登場しています。

ですが、5年前にフルタイムで復帰してからはずっと、『ばんごはん難民』。

『ばんごはんをどうするか』。これが毎日の悩みの種になりました。

ばんごはん難民への道

子供たちの食事について、栄養バランスなど『ちゃんとしなければ』という意識はあらゆる場面で生まれます。

もちろん、それ自体は間違っていないし、子供や家族の健康のために食事はとても大切です。

とはいえ、フルタイムで働き19時頃に帰宅した後にバランスの良い夜ご飯を毎日用意・・というのは、確実に無理です。

自分の食事は適当に、子供を中心に色々考えて、頑張って作ったのに食べてくれない時はとてもがっかりするし、頑張らないと頑張らないで罪悪感。

週末には作りおきにチャレンジしましたが、貴重な休日が買い物と料理(しかも数時間)に割かれるのは無理すぎて、すぐに挫折。

その時に気合を入れて買った大量の無印の保存用タッパーは、棚の奥に眠ったままです。

コンビニなどのお惣菜を購入したり、近所のファミレスなども挟みつつ、あらゆる手段を駆使しましたが、その解決策がどれも『今週はどうにかこれで乗り切った』というような感じ。

買うにしても極力バランスの良いものを・・と考え、悩む時間とかけた費用に対して、あまり満足度が高い選択肢にはなり得ませんでした。

もともと節約レシピの金銭感覚が刷り込まれている為、満足もしていないのにムダに食費が嵩むこともストレスに。

そもそも目が離せない小さい子2人を連れて保育園帰りに買い物にいくのも、外出にいくのも大変。

あらゆる宅配キットも試しましたが、届くものの味や量、選ぶ手間が金額に見合うものは見つからず。

家事代行で作り置きも複数回お願いし、内容にはとても満足したのですが、在宅ワークではなかった当時、材料を買いに行く負担や作って頂いている間在宅していなければならない為休日が潰れるなどを考えると『これからずっとこれでいこう!』というところまでは行きませんでした。

私のニーズは

『大人も子供も食べられる、バランスの良い家庭料理』
『献立はお任せで、考える手間を省きたい』
『毎日、色々な種類の料理をバランス良く楽しみたい』

というもの。

2年前には、そんな自分のニーズを満たす新規事業を会社に提案したりもしました。

当時考えた事業内容は、

・セントラルキッチンで、給食のように『バランスの良い食事』を作る
・それを希望する家庭に『お弁当』や『作り置きとして配送』

というものでした。

サービス名は"ばんごはん"にちなみ『BANGO』に決め、何度か提案したのですが、子育てしながら働く人が他にいない環境下でニーズを理解してもらうことがまず難しく、アイデアの段階を抜けきれずに泣く泣く断念しました。

『ばんごはん難民』のままどうにか毎日を乗り越え、大好きだった料理が『悩み』になる日々を長く過ごし、『働いているんだから仕方ない…』と、もうすっかり諦めかけていました。

やっと出会えた『つくりおき.jp』

2021年6月。

緊急事態宣言の影響で20時閉店の店が増え、保育園後に『外食』という選択肢も消え、いよいよ『詰んだ。。』という状態になった時。

たまたま会った近所のママから教えてもらったサービスがこちら。

こ、これは!!

まさに私が欲しかった、何ならつくりたかったサービスがここにありました。

関係者でもなんでもないのですが、ここからはつくりおき.jpによって、長年の悩みから開放された喜びを惜しみなく語らせて頂きたいと思います。

あらゆる家庭から義務をなくす

こちらのリリースにある『あらゆる家庭から、義務をなくす』という世界観。なんと美しいのでしょう。

本当に、よくわかっていると思います。何が辛いって、『義務が果たせていない』という罪悪感。それが本当に辛いのです。

美味しい料理を謳う言葉よりも、お得な価格を謳う言葉よりも。

何よりもこの【あらゆる家庭から義務をなくす】という言葉が胸に刺さり、

すっかりファンになりました。

義務がなくなってどう変わったか

まずは減ったものシリーズ!

夜ご飯どうしよう、が減った
考える時間、買い物時間が減った
もー、せっかく作ったんだからちゃんとたべてよ!(怒)が減った
帰りが遅くなる日に、夫への『ごめんね』感が減った
やりたいのに出来ないイライラが減った
無駄な外食などが減り、食費も減った

次に得たものシリーズ!

帰りが遅くなっても『手作りご飯が待っていてくれる幸せ』がある
味のバリエーションが豊富で食育につながる
余裕が生まれ大好きな仕事も頑張れる
週末には『料理したい』熱が再燃
料理→家ご飯の時間が楽しくなった
バランスの良い食事ができるので、身体の調子が良い
豊富な品揃えのご飯を写真に撮りたくなった
写真の為に食器にもこだわりたくなるゆとりが生まれた

…まだまだありますが、とにもかくにも手作りご飯の幸せを改めて感じています。

手作りは、やっぱりいい。

でも作るのは必ずしもお母さんじゃなくても、同じ喜びは得られることがわかりました。

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何とバランスが良いのでしょう!

今週のおかずの中から、今日は

旬野菜とメアジの香味焼き
水菜と大根の煮物
ズッキーニのごまマヨ炒め
五目きんぴら
れんこんの竜田揚げ

(煮卵と肉団子、にんじんマリネはいえにあったもの)

です。

作ってくれてありがとう!いただきます!!




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