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日本の源(ルーツ)に触れる旅-私たちはどこからきて、どこへ向かっていくのか-第3期
私たちはどこからきて、どこへいくのか
私たちのルーツである「日本」という国について、私たちは何をどこまで知っているでしょうか。そして、未来を生きる子どもたちに何を語り、伝え、渡していきたいですか。
日本人の多くがあたりまえのように持っている常識や社会性は、世界から見るとかなり独特な個性を放っています。
そして、日々の生活や子育て、教育、生き方そのものにおいても、日本全体の「あたりまえ」や常識に揺さぶられ、同調圧力を感じたり、みんなと同じことに安心したり、さまざまな感情が湧き上がってきます。
自ら意志を持って選択したわけではなかったとしても「日本」という国に生まれ育ち、無自覚のうちに根底に宿っていた日本人の集合無意識は、どこからやってきて、どのように構築されていったのでしょうか。
日本文化の根底に流れているものとは
組織開発ファシリテーターとして活動し始めた19年前。
共同体が持続可能であるためのシステムとして世界最長の王室である皇室、神道及び祭祀儀礼の構造を学ぶべく國學院大学大学院に入り、神道学の修士を取得しました。しかし、研究すればするほど文献だけではその本質が掴みきれない。現代もなお実際に行われているならば、自分の目で見て肌で感じたい!という想いから、神職の資格も取得。
実習として神宮(伊勢神宮)、石清水八幡宮、下鴨神社などでのご奉仕を通して、私たちの知らないところで脈々と継承されてきた叡智に触れ、一宗教を超えて「文化」として受け継がれてきた神道から多くのことを学びました。
同時に、古代から現代まで、神道や仏教、その他の思想が政治や経済と密接に関わり、現代日本人のアイデンティティ形成へとつながっていることがわかり、何度も言葉を失うような衝撃を受けました。
今を生きる私たちは、どう生きるか
126代目となる新天皇のもと、令和という新しい元号を迎えた日本。
世界でも圧倒的に最長の王室が、今もなお現存し、子どもたちが生きる未来へとバトンが引き継がれました。それは、一体どういう意味を持っているのか。
私たちの身近に「あたりまえ」に存在している日本文化の根底に流れ、脈々と継承されているものは何か。
これからの未来に生きる私たちや子どもたちは、その想いを受け取り、何を選択し、どう生きていくのか。
私たちは「個」でありながら、同時に、脈々とつながり受け継いできた「命のバトン」のプロセスでもある。
「自分はどう生きたいのか」を深く探究するためにも、自分のルーツである「日本」について理解を深め、自己を知り、自覚的に選択して「生きる」ことに想いを馳せる場。
ぜひ、一緒に探究していきましょう!
講座内容
【全6回のテーマと日程】
第一回 12月4日(月)9:30~12:30
《日本文化の根底に宿る「カミ」》
・縄文から弥生へのパラダイムシフトとは
・日本人は何を感じ、何を信じてきたのか
・神話とDNAに込められた願い
第二回 12月19日(火)9:30~12:30
《「持続可能な共同体」への願い》
・式年遷宮と即位儀礼(宮中祭祀)
・持続可能な共同体のための祭祀と儀礼
・「祭り」の構造
第三回 1月12日(金)9:30~12:30
《私たちが知らない「神社」と「神の道」》
・近代化によって断たれた「神の道」
・神社の構造と本質
・現代の私たちと神社
第四回 1月24日(水)9:30~12:30
《日本人の集合意識はどのように形成されていったか》
・神道と仏教、そして「・・・」
・政治と権力に利用されてきた宗教の宿命
・私たちの中心に色濃く残る「思想」教育:藩校と寺子屋
第五回 2月7日(水)9:30~12:30
《日本人はなぜ戦争へと向かっていったのか》
・明治維新と廃藩置県によるパラダイムシフト
・日本の教育の根底に流れる明治維新後の国民教化
・天皇(国家神道)と戦争
・三世代に渡って私たちにロックされていること
第六回 2月19日(月)9:30~12:30
《私たちはどこからきて、どこへ向かっていくのか》
・個人と集団の進化と意識変容の鍵
・学びの統合
【形式】オンライン@zoom
お申し込みされた方へ、メールにてご連絡致します。
対話をしながら進めていくため、ビデオはオンでお願いします。
欠席の場合、動画フォローあります。
お申し込み
お申し込みフォームにご記入いただき、以下の振込先にご入金いただいて正式エントリーとなります。
【参加費】全6回 42,000円
【振込先】
楽天銀行 第三営業支店 支店番号 253
(普)7257159 合同会社 ファミリーコンパス
※手動入力の場合は「ド)ファミリーコンパス」
【ファシリテーター】渋谷聡子