ピーナッツバターエンジェリー
娘が高校生になったばかりの頃、夫はおにぎり、私が卵焼き、などと分担し、狭い台所で小さなお弁当を作っていた。ひとりで作る方がだんぜん早いのだが、夫としては子どもの弁当作りに関わらないというのはあり得ないらしく、私も今後のことを考えるといいことだと思い一緒に作っていた。
そこへ体の大きな息子や娘が朝食を作りに入ってくる。我が家ではそれぞれが食べたいものを作ることになっているので一番忙しい時間に一番狭い場所へ家族全員が集まってくるのが恒例となっていた。
そのうち、自分の食べたい