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統合失調症と寛解の意味

統合失調症を発症したきっかけは、
新しく配属された部署で
いくら努力しても仕事ができるようにならず
引き継いでくれた人に質問するとキレられるという環境に追い詰められたから。

というのもあるが、

「もしかしたら、
自分の知能に問題があったのではないか?」

心のどこかでずっと引っかかっていた。

簡易版のIQテストをやったら
境界知能の数値だったので

そのあと、WAIS検査を受けるために
愛の手帳を申請しに行ってきた。

そこの女医さんから
厳しめな口調で
「なんで愛の手帳が欲しいの?」と聞かれたので

「統合失調症が寛解したら障害者手帳がなくなると思って」と正直に答えたら、

「統合失調症の場合、
寛解といっても薬を
二年飲まなければ再発するから、
障害者手帳がなくなることはない」


「血圧が高い人が
血圧の薬を飲み続けるのと同じ」と諭された。

私の中では、寛解というのは
薬も不要になって
前と同じような生活ができるようになるイメージでいたのだけど、

どうやら違うようだった。

発症から同じクリニックの
物腰の柔らかい男の先生の診察しか受けていなかったので、
現実的な話をされてちょっとショックだった。

でも、夫から
「いつよくなるの?」
「薬は減らないの?」と言われて
ストレスを感じていたけど

これからは、
病気と一緒に生きて行くしかないのかと
よくわかったので
きちんと説明しようと思うし

主治医にも寛解の定義について
改めて聞いてみようと思う。

最近、幻聴か現実の音かわからないことが
立て続けにあった。

夜中になると、廊下から
「ポタン、、、ポタン」と音がして
位置的に幻聴だと思っていたら
上の家から漏水していた。笑

もう一つは、
鍵を忘れた夫が玄関をガチャガチャやったり
叩いたりしていたけど
それも、現実の音だと理解するのに
5分かかった。汗

「幻聴かな?」と思って
スルーしすぎておかしなことになっている。

そういえば、
若い頃は、気配や視線に敏感で
誰もいないホテルの部屋で
空気が重く感じてそこで寝られず
友人の部屋に泊まらせてもらったこともある。

一般的な霊能者とかも、
医療の目線からしたら
統合失調症みたいなものだな。と今は思うけど

変な音や臭いや気配って
「私には関係ないから」と思っていれば
案外大丈夫だったりする。

幽霊より人間の方が
よっぽど恐ろしいと思うなぁー。

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