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心理検査を受けて分かったこと

メンタルクリニックの先生から、
医学博士で公認心理士の先生を紹介され
一年に近く認知療法や心理検査をしてわかったことが3つある。

一つは、ちまたに溢れる情報を元に
医療の知識が乏しい人間が
自分自身や他人の病名を決めつけることは、
不可能だということ。

メンタルクリニックでは、
患者が訴える症状を元にして
病名を診断してくれる。

私の場合は、
統合失調症という診断書が出たのだけど
それですら、間違っていた。

一年かけて、医学博士の先生に
カウンセリングや検査を受けて
幼少期の虐待による
PTSDだということがわかった。


虐待と言っても、
父が弟や母を殴る蹴るの暴行をすることや
暴言、発狂などで

私は、直接危害を加えられたことは
一度しかない。

怒鳴られたり、脅されたりすることは
あったけど

暴力は受けていないので
自分自身、虐待を受けてきたという認識が
まったくなかった。

でも、心理的な虐待になるらしい。

弟は、IQが低いことは
過去のメンタルクリニックの検査でわかっているが、

これから大学病院で
精密な精神検査を受けられることになって
安心した。

なぜなら、誤った病名の場合
薬が上手く作用しないからだ。

実際に、私も薬の副作用で
ひどい鬱になったり
逆に躁状態になったり試行錯誤の一年だった。

二つ目は、
民間資格のカウンセリングを受けるのは
症状が重い人にとっては逆効果だということ。


意識にはレベルがある
①意識
②前意識
③無意識
④潜在意識

この4つのレベルで、一般人が
アプローチできるのは、
②前意識までで、

③無意識
④潜在意識にアプローチするには
専門家のアプローチが不可欠だということだ。

たった数ヶ月学んだだけの、
独学のカウンセラーには
到底、解決できる問題ではないということ。


脳の神経構造、精神構造を
総体的に理解していない
民間資格のカウンセリングを受けるのは
危険だと、改めて思い知った。

3つめは、
私の最大の長所は、「好奇心」で
これから、克服していくのは「恐れ」だ。

そして、いちばんの恐れは
夫との離婚だということが
昨日のカウンセリングでわかった。

夫は私が面白いから結婚したというけれど、
私にはもったいないほど
善良でまじめて見た目も良いので
結婚して10年経っても

ずっと愛しているのだけど、
たまに、私がお金に関する問題を起こして
離婚するかもしれないという
恐怖と焦燥感に追い込まれる。

心を病んで
会社を辞めた時も
お金を稼げない役に立たない自分、
鬱で寝込んでいるだけの自分なんて
価値がないと思って

一緒にいても迷惑をかけるだけだから
離婚しようと言ってしまったことがある。

その時、夫は相当ショックだったようで
とにかく休んで病気を治すように
諭されたのだけど


病気を治すことより
働けないこと、役に立てないことの
焦燥感でいっぱいだった。

なぜ、役に立たない自分は
価値がないと思ってしまうのか。

夫は、そばにいてくれるだけで
幸せだと言ってくれるけど

何か役に立ちたいという気持ちが
常にある。


これから、
「恐れ」を克服するフェーズに入るのだけど
少しずつ前進していきたい。

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