【受験体験記】AWS SCS-C02(セキュリティ-専門知識)
Amazon社が提供しているITクラウド資格「AWS認定 セキュリティ - 専門知識(AWS Certified Security - Specialty) / SCS-C02」を2024年3月に受験しましたのでご紹介します。
AWS SCS-C02 とは
Amazon《アマゾン》社が提供しているパブリッククラウド「Amazon Web Services(AWS)」に関するベンダー資格です。「AWS認定 セキュリティ - 専門知識(AWS Certified Security - Specialty)」はAWSの上級・専門レベルに相当する資格で、AWS におけるセキュリティソリューションの作成と実装に関する知識を示します。セキュリティに関わるデータ保護や暗号化などの知識は他の AWS 認定試験でも必ず求められますが、本試験ではセキュリティ分野に特化して出題されます。
本試験は2023年7月に改定され「SCS-C02」となり、少し出題範囲が広くなったようです。
試験時間:170分
受験料:30,000円(300 USD)
問題数:65問(複数選択または複数回答)
合格ライン:750点 / 1,000点
前提条件:なし
なお、AWS SCS の受験料は2024年4月から 40,000円 に値上げが案内されています。
受験までの流れ
AWS SCS の受験に前提条件はありませんので、AWS 認定のサイトを通して Peason VUE で受験を申し込みます。
以前は Amazon アカウントを使用しましたが、2024年2月からは AWS build ID アカウントを作成して申し込みます。
試験は「テストセンター」と「オンライン」が選べます。どちらでも構いませんが、勉強のモチベーションを維持するためにまずは申し込んでしまうのをおすすめします。
受験対策
まずは SCS-C02 の受験ガイドに目を通すと、受験に必要な能力や出題項目を把握できます。受験対象者は「セキュリティソリューションの設計と実装の分野で 3~5 年相当の経験」と想定されています。私は AWS SAA である程度の AWS セキュリティ知識を勉強し、本試験に備えて追加で受験対策を1ヶ月程度実施しました。
最初の2週間は、書籍の「要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』」で出題範囲に関する概要を掴みました。掲載内容は旧バージョンの「SCS-C01」なのですが、さほど出題範囲も変わらないので有用かと思います。
最後の2週間は、「Udemy」の問題集を5~6回ほど反復して学習しました。Stephane Maarek 氏の問題集は英語ですが、Chromeで日本語に翻訳すれば日本語でも学習できます。
受験当日
受験当日は最寄りのテストセンターで受験しました。受験の際は2点の身分証明書が必要でしたので、「運転免許証」と「マイナンバーカード」を持参しました。
試験時間は 170分 で、120分 くらいは頑張って回答して全問埋めることができました。8割くらいは問題集の応用で出題され、問題の長文を読まなくてはいけないのでそれなりに時間がかかった印象です。
受験結果
受験結果は受験後すぐにはわかりませんでした。2023年に「AWS Certified Cloud Practitioner」を受験した際はすぐに結果がわかったのですが、「Cloud Practitioner」と「SAP on AWS」以外の最終結果は、試験終了後5日以内に通知されるとのことです。
私の場合は 10:45 ~ 13:35 に受験し、当日の 20:00 のあたりには公式サイトに合格通知が出ていました。メールでは翌日 4:00 に合格通知が来ていました。スコアは 807点 / 1,000点 でした。あまり手応えはなかったのですが何とか合格できました。
まとめ
Amazon社が提供しているITクラウド資格「AWS認定 セキュリティ - 専門知識(AWS Certified Security - Specialty) / SCS-C02」認定試験についてご紹介しました。
受験内容:AWSのセキュリティに関する専門知識およびスキル
受験資格:なし
勉強時間:1ヶ月程度
勉強方法:書籍と Udemy で勉強
AWS SCS は AWS 認定資格で全般的に絡むセキュリティの専門知識が求められるので、この勉強は他の AWS 認定試験でも活かせそうだと思います。ただ、あまり日本語の問題集は充実していないので勉強方法は限られてくるかと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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