いつも疲れている人に共通すること
僕のパーソナルトレーニングは30代、40代のお客様がほとんどです。
職種や生活スタイルは問わず、とにかくみなさん疲れています。
「疲れにくい体にしたいのですが」
「慢性的な疲労をどうにかしたくて」
このような要望が、ここ1,2年は本当に多いです。
圧倒的な「睡眠不足」
疲れだけでなく、肩こりや腰痛も抱えているケースが多いです。
色々とやるべきトレーニングやストレッチはありますが、
その前に「生活習慣」に問題を抱えているケースが非常に多いです。
まずは圧倒的に
「睡眠時間が足りない」
という人が多いです。
みなさんの睡眠時間は平均6時間。それ以下の人も多いです。
なぜか「6時間」を基準にしている人が非常に多いです、24時就寝の6時起きなど。
短い睡眠でも問題のない「ショートスリーパー」の人は別として、
ほとんどの人は6時間では足りません。
理想は「8時間」です。
経営者もアスリートもたくさん寝ています。
AmazonCEOのジェフ・ベゾスもマイクロソフトのビル・ゲイツも8時間寝てます。
大企業の経営者だから睡眠を確保できるのか、睡眠を確保したから大企業の経営者になれたのか。
真実がどちらかは分かりませんが、睡眠が心身の健康に影響するのは間違いありません。
肥満のリスクが8倍になる
1日の睡眠時間が7時間未満になると、「心臓病」「喘息」「うつ」「糖尿病」になりやすく、肥満リスクも8倍になります。
6時間未満になると、その傾向がさらに顕著になります。
睡眠不足の最大の問題は、
「自分自身では気づきにくいこと」
ちょっと眠いな、と感じても生活を送ることはできる。
けれども物忘れが激しかったり、イージーミスをたくさんしたりと、認知機能の低下は随所に出ているはずです。
「やるべきことが多すぎる」という問題
疲れている人にさらに共通することが、
「やるべきことが中々終わらなくて」
「睡眠を確保する時間が取れなくて」
という声です。
情報もすぐに入るし、荷物もすぐに届くし、掃除も洗濯も機械が勝手にやってくれる。こんな便利な時代なのに、やるべきことが終わらないという人はたくさんいます。
原因の一つはさきほどの「睡眠不足」という問題。
睡眠不足は理解力や判断力の認知機能が著しく低下するため、どれだけ時間をかけてもタスクが終わらない。
夜にどれだけ考えても解決しなかった問題が、翌朝は簡単に解決することも多々あります。
睡眠をとって、認知機能が研ぎ澄まされた状態にすることで、仕事の時間は短縮できると思ってます。
とにかく寝よう。
時間が足りないもう一つの問題は、
「集中を奪う魅力的なコンテンツがたくさんあること」
LINEの返信をしようとしたら、ついついYouTubeを見て気付けば30分経っていた。
LINEの返信は終わっておらず、むしろ返信するべきLINEが増えてた。
返信するLINEの多さにうんざりして、さらにYouTubeを見て現実逃避。
こんな経験は誰でも一度はあると思います。各国の天才達がいかに人間の集中力を奪い、自分達の商品を買わせようか、日々頭を使っています。
僕を含め凡人にできることはただ一つ、「広告を意識的に見ない」ということだけです。
集中できる環境づくりをして、時間を生み出す
集中を奪われるのが僕自身も何より嫌なので、我が家にはテレビは置いてません。
テレビの番組が嫌というより、合間のCMが嫌です。
CMは購買意欲を掻き立てます。
実家に行くと、普段テレビを見ない娘たちはテレビに夢中になり、CMで流れていた可愛い洋服やバッグが欲しいとねだってきます。
日常的にテレビを見てたら、誰でも欲しいものだらけになります。
ずいぶん話が飛んでしまいましたが(笑)、
疲れにくい体を手に入れるためには
・運動の前に、まずは「生活習慣」
・1に睡眠、2に睡眠。とにかく8時間寝よう。
・次に、やるべきことを減らそう。やるべきことを集中して終わらせよう。
・気が散らない環境づくりをしよう。
そうすれば、さっさとやるべきことが終わります
これからの幸福感は「時間に余裕があること」だと思ってます。それくらいみんな注意散漫にさせられ、時間を奪われてます。
時間があることは「健康」にもつながります。なぜなら寝る時間が確保できるから。
時間を生み出す環境づくりを、意識的にしていきましょう。
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