わからないことはわからない
来月でfalconも7周年を迎えます。写真はOPEN一ヶ月前の写真です。
長くやろうとか、みんなに愛されるジムにしようとか、そんなことは一切考えず、
「こんなジムがあったら良いな」「こんなジムがあれば、自分自身も楽しいな」
という気持ちだけでつくったジムですが、もう7年も経ったのかと驚いてます。
OPENの翌月に生まれた長女ももうすぐ7歳、時間の経過の早さについていけません。
この7年間で感じたことはたくさんあったので、いつも通り自分自身の備忘録として書いておきます。
①情熱が注げるのは、やっぱり好きなこと
自分自身のやりたいことを仕事にしたわけですが、当然それだけではうまくいかない時期もたくさんありました。そんな時は一般ウケしそうなことや流行を追ったものに、少し気持ちが揺らぎます。
特に、近年のボディメイクブームはきつかったですね、falconのようなコンディショニングがメインのジムでさえ「ゴリゴリのマッチョにしたいんですが」「2ヶ月で10kg痩せたいんですが」というお申し込みばかりがきた時期もありました。
利益を追っかけるならそういうお客様にも入会してもらった方が良いのですが、
「マッチョにする前に、まずはその腰痛と倦怠感を治した方がいいですやん」
「その短期的なダイエットプランだと、絶対リバウンドしますやん」
と僕は根本的に思ってしまうので、いくら流行のものでも自分の考えに合わないものには情熱が注げません。
情熱が注げないとそれがお客様にも伝わるので、結局うまくいかないです。
ファンが1人もいなければ廃業ですが、1人でも考えに賛同してくれる人がいれば、それが不思議と少しずつ広がる。そんなことをこの7年で感じました。
頭でわかっていても不安になる。だからこそ、様々な体験をして「体でわかる」と、それが自信になり覚悟になります。こればっかりは実際に自分で商売しないとわからないことだと、痛感しました。
②「正しいかどうか」より「やりたいかどうか」
僕の場合はいつも思いつきで行動するので、スタートしてから慌てるのがいつものパターンです。
そんな自分の性格にいつも振り回されるのですが、どうやら経営者や自営業者はそんな人達ばかりのようです。
きちんと下調べして、資格も取得して、自信がついてからスタートする。
そんなことしてると、逆に不安感が増すと思います。知らない方が良いこともあるし、やらないとわからないこともたくさんあります。
さらには「しょうがない」「仕方ない」と思えるかどうかも大事だと思います。
最近はうまくいってもうまくいかなくても必ず「原因」を追求する風潮なので、その考えは僕はすごく疲れます。
「なんでうまくいかなかったんですか?」って言われても、わからないことはわからないです。
結婚してうまくいくかどうかも、結婚しないとわからないです。笑
0か100かという西洋的な考えも嫌いではないですが、「わからないけどやってみよう」という気持ちもやっぱり必要です。
正しいかどうかよりも、やりたいかどうかで動いた方が幸せだと痛感してます。
③自分自身が当たり前を徹底する
接客業をしていると、当日キャンセルや時間通りに来ないお客様など、色々とハプニングがあります。飲食店はこうゆうことがさらに多いと思います。
当日キャンセルや遅刻されるとやっぱり凹むんですよね、こればっかりは慣れません。けれども、自分自身の生活を振り返った時に、自分も同じようなことしてないのかな?と思うわけです。
そう思うと、自分自身が普段から「約束事を守る」ということを徹底しなきゃいけません。これができるようになると、不思議とお客様の当日キャンセルや遅刻も減ります。
なぜだかはわかりません。原因は追求しません。笑
お客様や他人にして欲しいことは、自分自身がまずはやる。
そんな当たり前のことも、大人になってようやくわかりました。
④1人では無理
1人で始めたトレーニングジムですが、だんだんと時間も体力も1人では回らなくなってきました。
「けれども必要としてくれるお客様がいるから、気力を振り絞って頑張ろう」
と・・・僕は思えなかったです。寝たいし、休みたいし、ちゃんとしたコンディションで良いサービスをしたい。根がダラシないのは大人になっても変わりません。
そう思うと、協力してくれる仲間が必要で、仲間が見つかったら教育もしなければいけません。
1人オーナーなど、この教育する時間や手間が面倒だし時間も取れないから、1人でこのままやった方が楽、となると思います。
僕も以前はこの考えでした。
けれども自分に子供ができて「教育する楽しさ」に少し気づけました(自分の子供は奥さん任せですが。笑)
できなかったことができるようになる姿や、自信をつけていく姿を見ると、やっぱり嬉しいです。
そしてなるべく自分とタイプの違う人間を入れると、教えられることもたくさんあって楽しいです。
ただ矛盾するようですが「自分1人で全部やってみせる」という気持ちも絶対必要です、最初から誰かに頼ってたら物事が前に進みません。
1人でいけるとこまでいって、そこで限界感じて、はじめて周りのサポートに感謝できると思います。
他にも色々感じたはずなんですが、今はこれだけしか思いつきません。
この7年で専門的なスキルが上がったかどうかはよくわかりません。
そんなことより、目の前のお客様が喜んでくれる取り組みを8年目も変わらずしていきたいなと思います!!
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