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【健康経営度調査2021直前セミナー!健康経営の深化に向けて持つべき視点】MS&ADインターリスク総研 森本真弘部長をお招きして その1

2020年10月6日、MS&ADインターリスク総研の森本真弘部長をお招きして弊社主催のセミナーを開催しました。森本氏が理事を務める一般社団法人 社会的健康戦略研究所へは、私(吉田)も事業者ユニットの会員として入会させていただいております。

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事業紹介

もともと保険会社が中核になっていますので、世の中のいろんなリスクに焦点を当て、まずはリスクを見つけてお伝えをする。そのリスクが現実のものにならないように、あるいは影響が小さくなるように、万が一現実のものになったときには経済的な負担が小さくなるようにお手伝い、サポートさせていただくことがグループのビジネスモデルになります。保険会社は保険という機能を使って、主に経済的な負担を小さくするサポートをさせていただきますが、われわれはコンサルティング会社ですので情報提供やアドバイスを通して、お手伝いをさせていただいています。私はヘルスケアを所管する部署にいますので、健康経営に関する情報やコンサルティングもご提供させていただいてます。では本題に入ってまいります。


MSAD森本様講演スライド202010-04

健康経営が目指すもの

こちらのスライドをご覧なられたことがある方も多いと思います。経済産業省が健康経営の説明をするときに使ってるスライドを当社でリライトさせていただいたものです。このスライドとともによく耳にするフレーズとして、「健康経営は福利厚生じゃなくて投資」だというものがあります。もう一つ、「経営戦略として取り組むのが健康経営だ」というフレーズも耳にします。皆さんの耳にも十分馴染んでいるフレーズだと思いますけれども、耳に馴染んでる割には腹に落ちてない、自分の中で消化し切れてない方がまだまだいらっしゃると思います。

そもそも「健康経営に経営戦略として取り組むってどういうことだろう?」と思う方もいらっしゃるでしょう。経営戦略って何のためのものかということなんですけれども、会社として何らかの壁を乗り越えて、持続的な成長を維持し、企業として掲げている「理念」や「目指したい姿」、その実現につなげていくためのものだと思います。壁という言い方をしましたが、別の言葉で言うと経営課題です。つまり、経営戦略として取り組むということは経営課題を克服して乗り越え、企業として目指したいと思っている姿、企業理念を実現していく。そこにつながる流れを意識しながら取り組んでいくことが経営戦略として取り組むということだと思います。


MSAD森本様講演スライド202010-05

令和2年度健康経営度調査票(抜粋)

直近の健康経営度調査票を見ていただきたいと思います。質問の一つに、「どうして健康経営に取り組むのか、その目的を社外に公開しているか」を問う質問があります。その質問において、健康経営を実施する目的は自社の企業理念や中長期目標に基づいているものと書かれています。スライド下段を見ていただくと、「健康経営を通じてどういった経営課題を解決したいか」を公開しているか否かも質問されています。しかし、ここまでしっかりと意識を持って取り組まれている企業さんがどれだけいらっしゃるのかが少し気になるところです。


MSAD森本様講演スライド202010-06

「健康経営実態調査2020」調査概要

当社で1月に実施したアンケートがあります。アンケートの対象は、2019年度の健康経営優良法人認定企業3000社余りです。1100社あまりから回答をいただきました。そのアンケートの中で、まさに今お話をしてきた健康経営の推進を経営戦略とか、経営課題に紐付けてるかを聞いた質問があります。紐付けていると回答いただいた法人さんは4割でした。母数は優良法人認定を受けてる企業さんですので、4割しか紐付けていないのはちょっと寂しいな、少ないなというのが私の印象です。


MSAD森本様講演スライド202010-07

健康経営が目指すもの

アンケートで紐付けていると回答いただいた企業は取組みの最初の段階から図の右上、点線で囲ってある部分を強く意識して取り組みが進められている。一方、そうではない企業は、図の左下、点線の矢印が示している辺りで目線・意識が止まってしまっている。「従業員を健康にすればいいんだろう」、ちょっと乱暴な言い方ですけれども、「いかに多くの健康増進施策を展開するか」に目が向いていて、右上の箇所まであまり意識が及んでないケースがあったりするのではないかなと思っています。

従業員を健康にするのは非常に重要なことですし、否定する必要はないんですけれども、それだけが目的化してしまうと、先ほどお話をしてきた企業理念や企業として目指したい姿を実現していくための取り組みという意識が薄れがちになってしまうので、皆さんもそこは忘れないようにしていただきたいと思っています。自社の理念、あるいは叶えたいと思っている姿を改めて思い浮かべ、自分の会社にとって健康経営がどういう意味を持っているのか、どうして健康経営に取り組んでいくのかということをきちんと考えていただきたいと思います。ピンとこない方には、「健康経営に取り組むことで、理念や目指している姿の実現につながっていく“ストーリー”を考え、描いてください」と話しています。

(その2へ続く)


以上、「森本部長をお招きして その1」いかがだったでしょうか?弊社では健康経営分野にご興味のある方とぜひ一緒に勉強していきたく、毎週各種のオンラインセミナーを企画、運営しています。

皆様とも、ぜひセミナーにてお目にかかれることを楽しみにしています。
よろしくお願いします!

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ここまで読んで下さりありがとうございました。株式会社フェアワーク代表取締役社長の吉田 健一です。弊社では随時、無料トライアル・キャンペーンを実施しています。以下は現在、実施中のキャンペーンの詳細です。
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