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あんまり読んでないと言った人。

普通はこういうことを書かないと思うんですが、私が心やられていてる感じの文章を投稿したときに「あんまり読んでないけど」のような言葉とともにコメントをくださったかたがおりまして。

不安定高めの私がnoteで心揺られる日々を送るようになり、おそらくとても危なっかしい空気を漂わせながら、しかもわりとストレートに寂しさを訴え、誰か助けてほしい、誰かの腕のなかで眠りたいとよく書いていました。

そんなことをそのまま書いてしまえるほど孤独で寂しくて苦しかった私を、noteで出会ったたくさんの人たちがずっと優しく支えてくれました。

書けなくてつぶやきだけ残したときにも、すかさず労りの言葉をかけてくれる人たちがいてくれました。いつもほんとうにありがとうございます。私はここで出会ったみんなが大好きです。

コメント欄ではみんながそれぞれの思う視点で私にアドバイスをくれるんです。私がこう考えれば元気になるんじゃないかと、新しい視点をくださるんです。ぜんぶが心に響いてきて、ホッとしたり涙を流したり、ちょっと笑顔になったりね。そういうのをいただいてきました。

それでね、冒頭の話にぐるりと戻りますが、「あんまり読んでないけど」って書かれていたんです。私の文章をあんまり読んでいない、でもコメント欄を見て今日はそんな感じかと思ったと。そういう趣旨のコメントをサクッと書いちゃうんです。そのかたは。

私のあまい文章も「途中から読めない」とサラッと拒絶するんです。

でもそれなのにずっとはじめのころから私のnoteを読み続けてくれて、私が不安定な文章を出すと「ところでお酒は何が好きですか?」と全然違いすぎる角度からのコメントを放り込んでくれます。

そしたら「え? お酒? えっと・・・」って頭がお酒になるでしょ。ぐるぐる考えて、しんどくて逃げたくて、まっくらな海の底で泣いているような絶望的な気持ちをぐいっと別の方向に向けてくれるんです。

もちろんそこにはおそらく信頼関係があります。あまり知らないかたの悩み事のnoteに突然、突拍子もないことを書くのはまずいですよね。でも椿だから、いつもお互いが読み合っている相手だからっていう信頼があったうえでの投げかけだと感じています。

ここで出会ってもう1年ぐらい経ちました。

今日12月17日に、そのかたについてのnoteを書いている理由は、彼が長いリハビリ生活を終える最後の日だからです。

彼は手術の後遺症で左腕がだらんと下がってしまいました。再手術を繰り返してもなお腕が上がらなくなった。左腕が使えなくなる、元に戻るか分からない。それがどれほどつらかったかと思うと、いま、こうやって書いているだけで私は涙が出てきます。

彼がずっとずっとたくさんの痛みや苦しみを飲み込みながら、それでもいつも前を向いて歩み続けてこられた様子を私はネットのこちら側から毎日見守ってきました。ほんの少しつらさをこぼされる日には私は胸がぎゅっとしめつけられました。でも彼は絶対にくじけなかったです。

自分に起こった出来事をたんたんと受け止め、誰も責めることなく、先の見えない不安な入院生活なのに隣のベッドの人を観察しながら楽しい投稿をされてきました。

私と同じように彼の文章を読んでいたたくさんの人たちが、彼の負けない粘り強さ、心の大きさに励まされながら、毎日の彼の投稿を読んでこられたんだと思います。

私はnoteで、彼に出会えて本当に良かったと思っています。

なさじさん、長い長いリハビリ生活、本当にお疲れ様でした。

今日で最後ですね。ご卒業おめでとうございます。

ダラズさんに特別にお願いして、二人でどんなイラストがいいかなって相談して、今日のためにトップ画像のイラストを描いていただきました。なさじさんが大好きなひとりねこちゃんとダラズさんからのおめでとうの気持ちも一緒にお届けします。

私はね、みんな大好きって上でも書きましたが今日だけ特別に名指しで書いてもいいかな。

なさじさん、大好きです。いつもありがとう。

ダラズさんなら、なさじさんがとっても喜ぶイラストを描いてくれると思っていましたが、やっぱりすごいですよね。ひとりねこちゃんの真剣なお顔もかわいい。素敵です。

ダラズさんも、ほんとうにいつもありがとう。

どんどんnoteの人気者になっていくひとりねこちゃんのかわいいイラストはこちらです。


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