起きて。
ねぇ、起きて。
ぐっすり眠っているあなたの髪をふわふわと撫でながら、耳元に話しかけた。
大好きなあなたの寝顔をずっと見てたくて、とてもとても小さな声で話しかける。
耳にひっそりキスしちゃった。
ねぇ、起きて。
遅れちゃうよ。
ちょっとだけ声を大きくしながら、あなたのほおを撫でた。
私の声と手に反応して少し表情を変えたあなた。
あ、起きちゃう。
だめだめ。
あなたの腕の中にすべり込んだ。
やっぱり一緒に寝ようよ。
どこにも行かないで。
一人にしないで。
起こしてあげない。
#詩 #朝 #腕の中
起きたらまた抱きしめてね。