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牡蠣のおいしい季節になりました。

広島の牡蠣を購入したので、今夜は牡蠣をソテーにしました。
小麦粉をつけて、オリーブオイル&バターでソテーです。
付け合わせはしじみの味噌汁と、長いも&きゅうりを大葉(しそ)と梅干しで和えました。
実は、これかなり”薬膳”的に効果的なメニューなんですよ。

牡蠣の殻はボレイと言って、漢方薬としても使われます。
効果は神経の高ぶりを鎮め、動悸や不眠を改善します。
殻だけでなく身も同じように優れた働きをするのです。
また体を潤すはたらきもありますから、口の渇きや目のかすみにも効果的です。

山芋にもすぐれた効果があります。これも漢方薬としても使われます。
効果は胃腸の調子を整えたり、疲れやすい・食欲がない・かぜを引きやすい方におすすめです。
牡蠣と山芋の組み合わせで疲労倦怠感を改善できます。

大葉(しそ)は、体を温め寒さを払う働きがあります。
梅は生のものは6月頃の出回って、梅酒や梅干しに加工されますね。
季節ものと考えるとやはり酸味もあり夏ばての改善効果が有名ですよね。
ただ、体を潤す作用があるため口の渇きが気になる方や豊富なクエン酸が疲労回復につながりますので、お疲れ気味の方にはおすすめです。
まあ、なんといっても梅好きにはこの梅干し&しその組み合わせは最高の幸せなわけです。

そしてしじみ。
しじみは肝機能を高めることで知られ、二日酔いに効果的といわれコンビニでもカップ味噌汁コーナーには定番として君臨してますよね。
しじみは体の熱を取ったり余分な水分を払ったりする作用があります。
また精神を落ちつける働きもあります。
そして、味噌もちゃんとした働きがあります。
味噌は体を温める働きがあり、おなかを温めることで冷えによる腹痛や下痢に効果があり、さらにアルコールを分解を促すことから、二日酔いにも効果的です。
しじみの味噌汁は、二日酔いには最強の組み合わせということですね。

今日の晩ご飯は、心身ともに疲労を回復させる内容となりました。
たまには、食べたいものを食べるだけでなく、食材の効果などを考えながら作ってみるのもいいかもしれません。毎日は大変なので、たまに、でいいと思います。
ここでは、その食材のもつ効果について今後もお伝えしていこうと思います。

医食同源という言葉がありますが、日々口にするものが体を作りますから、食事にはなるべく気を遣って体が喜ぶものを摂る習慣は大切ですね。

でもやっぱり・・コンビニのお菓子などを食べる日もあっていいと思います笑。私もときどきこれ、やります。

#薬膳 #薬剤師 #日々の食事 #健康な生活 #秋のメニュー

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