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#ガラス
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ガレが生んだ夢幻の香り:アール・ヌーヴォーをまとったカメオガラスの香水スプレー【モーカルナビPlus・輸入編】
1. はじめに19世紀末から20世紀初頭、フランスの芸術と工芸が一大ブームを迎えた時代、アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)の波はガラス工芸界にも革新をもたらしました。その中心的存在として活躍したのが、エミール・ガレ(Émile Gallé)。ガレが得意とした技法に“カメオガラス”があり、花や植物といった自然モチーフを幾重にも重なる色ガラス層に彫り込むことで、繊細なデザインを浮かび上がらせるのが特徴です。 今回スポットを当てるのは、そんなガレのカメオガラスを用いた香
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金彩に宿るボヘミアの息吹:モーゼル(Moser)製ツヴィッシェンゴールドグラスの魅力を辿る【モーカルナビPlus・輸入編】
1. はじめにガラス工芸の世界において、チェコ(旧ボヘミア)産の作品は「匠の技と芸術性」の象徴とされてきました。中でもモーゼル(Moser, 現地発音は“モゼル”に近い)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて華やかな活躍を見せた高級ガラスメーカーの一つ。 繊細なカット技術と華やかな装飾が生み出す独特の輝きは、ヨーロッパの貴族や皇室をはじめとする上流階級を魅了しました。今回取り上げるのは、そのモーゼルが手掛けたツヴィッシェンゴールドグラス(Zwischengoldglas)技
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水銀ガラスが生み出す時代の輝き:アンティーク・キルティングランプシェードの魅力を探る【モーカルナビPlus・輸入編】
1. はじめにアンティーク照明の世界は、灯りとしての実用性だけでは語りきれない奥深さを秘めています。たとえば、1900年代初期の工場や店舗で使用されてきたインダストリアルランプには、当時の素材技術やデザイン美学が凝縮されており、現代では見られない「古き良き味わい」が存在します。 今回ご紹介するのは、キルティング模様のマーキュリーグラス(水銀ガラス)ランプシェード。FariesやOC Whiteといったアメリカの著名な工業用ランプメーカーが活躍していた頃のスタイルを継承し、今
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コレクターズマーケットで高騰中!Oiva Toikka『ペンギン』を狙う北欧ガラス転売【モーカルナビPlus・輸入編】
~フィンランドのガラスアート界を代表するOiva Toikka(オイバ・トイッカ)。彼の代表作「Birds by Toikka」シリーズには数多くの愛らしい鳥モチーフが存在するが、中でもペンギンモチーフは特にレア度が高いと注目を集める。コレクターズマーケットでも価格がじわりと上昇中のこのアートグラスを、いかに輸入し、国内で転売して利益を上げるか? 本記事で徹底解説します!~ 北欧デザインは日本でも根強い人気を誇り、iittala(イッタラ)やArabia(アラビア)などの食