![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119772903/rectangle_large_type_2_552b1305ef127aaaea93a7b5ee594a59.png?width=1200)
週末レポート;アンテノールの復刻ケーキ
今、私のお腹は満たされている。
1時間早く退勤した私は、決めていた。
アンテノールの復刻ケーキを買う、と。
職場を出ると、ケーキのみに集中。猪突猛進だ。
ICカードでケーキ屋まで行くお金が入っているか確認し、
ケーキ屋へ3種類のケーキの在庫を電話で問い合わせをする。
会計を済ませ、ケーキ箱を受け取ると、すぐに家路へと急いだ。
手洗い、うがい、湯を沸かす。
マリメッコのカップにコーヒーを注ぎ、冷蔵庫から箱を取り出す。
シールをゆっくりと剥がし、蓋を開ける。
まるで、宝箱を開けるときのようだ。
カルディナールケーキ
ガトーアンテノール
ナポレオンパイ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119778969/picture_pc_3bab0a1de01fd332dc3b5cb239c3b813.png?width=1200)
お気に入りのスタンド皿に、まずは1つカルディナールケーキを。
フリルのついた皿にシンプルな、でも、もこもこと立体的なケーキが映えて見える。
準備が整い、テーブルにケーキとコーヒーを移動させ、手を合わせて「いただきます」
フォークを突き刺せば、ふわふわスポンジの弾力で食前から舌がすでに喜んでいる。
卵黄によるスポンジの色味も可愛らしい。
中央部分はムースになっており、スポンジのふわふわ感とムース状の滑らかさで
誰にでも優しくなれるような心地になった。
まるで、『フランダースの犬』で最後に天使に連れられ、
昇天していくパトラッシュのような感じだった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119779058/picture_pc_6e1125629e78593b5c73ec790c78fc62.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119779195/picture_pc_cb74a22fa13ee3f4b5e2a58f1e42d277.png?width=1200)
次にナポレオンパイ。
1人で食べきるのに少々ためらったが、再度ケーキ箱を取り出してしまったのだから仕方がない。
上に乗っているいちごがルビーのようだったのだから。
パイをフォークで一口サイズにする。
パイが割れていくごとに奏でられる、サクサクと刻まれる音。
そんな音とフォークからの伝導触感で、もう、わたし好みの硬さであることが分かる。
口に運べば、案の定、私の好きなパイの食感だった。
パイの食感ともったりとしたカスタードクリーム。
味変で楽しませてくれるフランボワーズジャムに、ルビーのようないちご、
という2種類の甘み。
なんと、五感を楽しませてくれるケーキであろうか。
復刻ケーキは11月中旬まで。
「限定」であるからこその美味しさもあるだろう。
でも、復刻としてまたショーケースに並び続けてほしいと思うのであった。
改めて、45周年おめでとうございます。
(残りのガトーアンテノールは食後に家族といただきました。ごちそうさまでした)