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『生誕150年 池上秀畝-高精細画人-』 練馬区立美術館

チラシの秀逸なデザインに惹かれ、初めて練馬区立美術館に行って参りました。

練馬区立美術館のある中村橋駅に初めて降り立ちましたが、閑静な住宅街の印象。美術館も駅から降りて直ぐで、図書館も併設。とても住みやすそうな街だなーと感じました。

くまさんが迎えてくれます。

池上秀畝は大正5年から3年連続文展特選を受賞。官展内の旧派を代表する画家。

同時代かつ同郷の長野出身の新派・菱田春草との比較展示もされていました。

菱田春草といえば、昨年の『重要文化財の秘密』@東京国立近代美術館にて《王昭君》《賢首菩薩》を観てましたので、グッと実感値が沸きました。

《王昭君》菱田春草
池上秀畝とは画風が全く違いますね

新派、旧派という分け方も最近知ったのですが、重文に指定されている作品が新派に偏っているのも不思議な感じです。

今回の池上秀畝展が企画されたのも、そういった背景があるのだと思いますが、令和の時代ですと、新派も旧派も関係なく、良い作品はいつの時代に見ても素晴らしいと感じるよなー、と思った次第です。

で本展覧会ですが、撮影はNGということでしたが、思った以上にデカイ作品多数。
特に《四季花鳥》(春、夏、秋、冬)の四幅はインパクト大。

※こちらのトップに掲載


昭和6年にできた目黒雅叙園にも作品を提供していた、ということで当時の写真交えて映像で紹介されていました。

目黒雅叙園って、設立当初は北京料理と日本料理を提供する高級料亭だったのですね。初めて知りました。

その目黒雅叙園の為に描いた作品で《飛蝶》が展示されていました。

一瞬、速水御舟の《炎舞》の雰囲気があるなーと思ったのですが、よく見るとだいぶ違いますね…

ということで、旧派と言われる他の画家も気になって参りましたので調べてみようと思いつつ、こんど練馬区立美術館に行くときは護国寺もセットに訪問しようと思っております。猫を見に。

特大のタペストリー






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