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いなせなロコモーション

<ジャケット>

ナイアガラ関連でお馴染みの永井博氏のイラストレーション。この曲から3作、永井博氏のジャケットが続いた。

<詞>

関口ムクちゃん
「サウンドは、今風の軽いロックンロールだけど、歌詞は昔のオールディーズのヒットナンバーのタイトルがふんだんに盛り込まれていて、何曲入っているかを話題にしようと思ったのですが、今一、のりきれなかった曲ですわい。」(1982年)

1980年のオールナイトニッポンでリスナーにクイズ方式でキャンペーンを張ったわりにイマイチ盛り上がらなく、番組が終了してしまったような記憶が・・。

まあ、挙げてみるとこんな感じ。
「ロコモーション」「Guys & Dolls」「コニー・フランシス」「悲しきカンガルー」「ドリス・デイ」「マッシュ・ポテト」「シュープリームス」「Paul'n' Pola」「Johnny Angel」「ヴァケイション」「Navy Blue」「フランキー・ヴァリ」
「Beach Boys」「Good Vibration」

<背景>

毎月1枚ずつシングルをリリースする予定の「Five Rock Show」だったが、アルバム製作が押したせいか(理由はよく覚えていない)この曲は1ヶ月遅れでリリースされた。結果的に残りの2枚も1ヶ月先送りに。

<2001.07.01記>

2013年のサザン歴代レコーディングエンジニア座談会より

猪俣彰三
「ああ、『いなせなロコモーション』。思い出したくない!
これ、実は自分がどうミックスしたか全然記憶がないんです。エレピのトラックにコーラスが入ってたり、アコースティックギターのトラックにラテンパーカッションが入ってたり、また別のコーラスが入ってたり…もうめちゃくちゃですね。」

今井邦彦
「僕らが聞いている伝説は、猪俣さんが桑田さんに『もうやめてくれ。入らない!』って言ったという(笑)。『もう無理だから、桑田くん』って。」

猪俣彰三
「もう散々やり倒した上で、『猪さんさあ、あそこにコーラスを“アー、ウー”って外人の女の声で入れたいんだけど』って話になって。」

林憲一
「それで、もう無理だ、と(笑)。」

猪俣彰三
「もう勘弁してくれ、みたいな。」
(2013年)

リリースが1ヶ月遅れたのは桑田佳祐のこのこだわりのせいか?

<2024.11.29追記>

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