マガジンのカバー画像

140文字の戯言

8
伝えたいこと、想いを140文字に詰め込みました。 140の世界へどぞ
運営しているクリエイター

記事一覧

群衆の中に自分を保つのも
孤高において自分を律するのも
ともに困難で
とてもすごいことだと思う
流されながらも
自分を見失わないのも
無くしたものを再び手にするのも
なんて素晴らしい
人ってね一筋縄ではいかないくらい
頑丈でしぶとくて
繊細で脆くて
なんだかんだで愛しいものなのだ

どうしようもなく眠れない夜
優しさがどんどん消えていって
尖った苛立ちだけがつのる
いらいらするの
もう黙っててよ
咎めるような目が私を見る
鏡の向こう
なんて冷たい目
なんて昏いまなこ
何処へ行こうというのか
問うたのは
貴方?
私?
ひきずられるな
瞬間に焦点を取り戻す
反転

光を通す闇
なにものをも遮らない闇
温もりも冷製も
全ての温度を共有しない空間
果てない孤独
果てない共振
何を思って創られたのか
誰が棲むまほろばだったのか
命を包み込む
生なき母の源の遥か
生かし 奪い
正し たわむ
整合性のない営みの多連
呼んでは放置の
ドッペルゲンガー

まどろみのひととき
一瞬が永遠と知る
鼓動を聴いて
吐息を聞いて

なぜ
いきる を選ぶのか
肉体を持ち
痛みや苦しみ
不条理をかかえ
完全なる自分を封じ
それでも

ただ
このひとときの為なのだろう
おまえがいきてるから
おまえがそばにいるから
それは
今に
ここにしかないから

書いていたいのです
綴っていたいのです
言葉が生まれた今と
今に生きる自分と
自分の内側からコンコンと溢れ出る
なんだか温かい衝動を

ゆっくりと
早急に
慌てずに
感情任せに

まぼろしが消えゆく前に
一筆の線で
繋ぎ止めたいのです

サラサラとこぼれゆく
想いを
とこしえに

アニメのアルプスの少女ハイジの中で、アルムおんじがクララにいう

クララは立てると決まっている
いつ立てるかなんてどうでもいいじゃないか

夢が叶うのは決まっていること
いつ、叶うかなんて些細なこと
だって、必ずくるのだから

待つのじゃない
待ったりしない
だってすぐそこにある

私達は感情の生物
現象は私達に感情を呼ぶツール
感情が全ての"始"であり"理"である
人の真なる姿は感情を纏いしもの
生まれながらに
持ち得るものは感情のみ
おそらく最後の瞬間もそれのみ持つ

言葉にはならず
形にもならず
ただ漂う気泡を
その身に感じながら
時に自分を振り返る

隣同士に見えていても
本当は永遠なる
遠き距離
何を言ってるのか
全然聞こえない
何を奏でているのか
全然わからない
それでも
煌めく河の向かい合わせに
立つ二人なのだと
思っていたのだけど

もう迎えは待たない
私の衣は一人織る
生も死も澄も濁も
合わせ色なす薄衣

ー七夕祭に