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にゃんこ2人が何より愛しい文章書き。守備範囲は精神世界から猫ごはんまで。肉球でパシパシ…

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にゃんこ2人が何より愛しい文章書き。守備範囲は精神世界から猫ごはんまで。肉球でパシパシ叩かれながら、ポツポツとキーを打つ毎日です。

マガジン

  • 140文字の戯言

    伝えたいこと、想いを140文字に詰め込みました。 140の世界へどぞ

最近の記事

私の内側が納得するまで ああ、そうなのかと 思いが溢れてくるまで しばし、休息するのも悪くない 走ってきたけれど 前のめりに 手を伸ばしてきたけれど ただ降ってくるものを 手のひらに待つのも まあ、いいかと 今、静かに思う 時は行き 時はくる 絶対的な自分への信が 揺るぎなくある

    • 最後の挨拶にかえて

      海に泳ぐさかな 空に飛ぶ鳥 本来の世界に還って 再び羽ばたく魂 さあ、鎖は放たれた 思う存分、自分を解放するがいい 遊んであそんであそんで そして、ふたたびこの世が恋しくなったなら また、おいでませ 縁が呼ぶなら、また会いましょう それまで さようなら

      • やりとりの法則

        使った分だけ どうしようもなく出ていった分だけ 戻ってきます 補充されます ということは、 逆に言うと、使わなきゃ入らない 困ってしまうんだ、この法則 いや、戻ってくるんだから とても、ありがたい けど、 だせるものが、少なければ 持ち合わせがなければ そもそも、使えなくない? なんか、いい手ないかなー そこで使うのが脳だまし 現実にないやりとりを まだ、起こっていないやりとりを 頭の中で、バグらしちゃおう  欲しかったあの品を  行きたかったあの旅行  食べたかったあの珍

        • たねあかし

          誰にも見つからない、場所で どこにも行き着けない、想いを 誰にもわからない、方法で 誰かに、贈ります みつけたひとに、とびきりの幸せを ひねくれ女神からのメッセージ 受け取ってしまって、さて、 どうすればいいかな これは、誰かに拡散すべきこと? 女神の意図がわからない みんなに知って欲しいのか それとも内緒にして欲しいのか そもそも、受け取ったわたしは 幸運なのか? 隠れ女神のつぶやきは そのまま、私の波動とする みつけてくれて、ありがとう 出会ってくれてありがとう

        私の内側が納得するまで ああ、そうなのかと 思いが溢れてくるまで しばし、休息するのも悪くない 走ってきたけれど 前のめりに 手を伸ばしてきたけれど ただ降ってくるものを 手のひらに待つのも まあ、いいかと 今、静かに思う 時は行き 時はくる 絶対的な自分への信が 揺るぎなくある

        マガジン

        • 140文字の戯言
          8本

        記事

          こころにトゲを隠したままで

          本当のことが言えないまま、会話が続いていく。 何を考えているんだろう。 あなたは? わたしは? 終わり終わり終わり 本当はずっと、アラームが響いているのに まだ、明日の話をするの? この信号が変わったら あの角を曲がったら 車を降りて、さよならする瞬間に ああ、言わないと もう、明日はないのだと あなたと私の未来 ここで、fin さあ、今! 「あのね」 「遠くへ行くよ」 うん、知ってた。あなたは何も言わなかったけど、周りの人はおしゃべりだからね。 でも、もっと早くにあ

          こころにトゲを隠したままで

          ねむるということ

          眠れない 理想とする眠り方をこなせない 時間が短いとか、寝つきが悪いとか、そんなのはもう当たり前で、とにかく脳がしんどいのだ。 考え事の嵐で ずーっと、訳のわからない、本当に訳のわからない思考が流れてて、でも、意味をなさない思考だから止めようもなく 起きてるのか寝てるのかよくわからない状態になる。 あとから、整理しようにも思い出せない 何を考え、何に悩んでいたのかもわからない だから、起きてからもスッキリしない はあ、疲れる 眠りたいな 好きな時に寝床に入れるのは、それだ

          ねむるということ

          自分を信じろ 自分を信じろ 目に見えるものではなく 他人の言葉でもなく ただ自分の内から 導かれるように 溢れるものを 一途に信じろ

          自分を信じろ 自分を信じろ 目に見えるものではなく 他人の言葉でもなく ただ自分の内から 導かれるように 溢れるものを 一途に信じろ

          誰も見ていない 今のうちにこっそり耳打ち ごめんね を言うの?ううん ありがとう を言うの?ううん ああ、もう、時が過ぎる はやくはやく でも、最適解が見つからない 心に渦巻くこの" "がなんなのか 今、何を言えば 今!     伝わっただろうか 年月を経た 想いを映す瞳孔

          誰も見ていない 今のうちにこっそり耳打ち ごめんね を言うの?ううん ありがとう を言うの?ううん ああ、もう、時が過ぎる はやくはやく でも、最適解が見つからない 心に渦巻くこの" "がなんなのか 今、何を言えば 今!     伝わっただろうか 年月を経た 想いを映す瞳孔

          こうだから ああしなきゃ っていう理由づけは もうなしでいいよね 今ある姿をどう感じるか 何にも寄りかからない まっさらな現実を見る それは、難しくもあるか 視点の置き方で みんな変わってしまうからね だけど 真を味方につけられたなら きっと 呼吸が楽になる 重い荷物下ろして

          こうだから ああしなきゃ っていう理由づけは もうなしでいいよね 今ある姿をどう感じるか 何にも寄りかからない まっさらな現実を見る それは、難しくもあるか 視点の置き方で みんな変わってしまうからね だけど 真を味方につけられたなら きっと 呼吸が楽になる 重い荷物下ろして

          私は傲慢かもしれない 自意識過剰かもしれない それがなんだというのか、と 賢人たちは言うだろうか あれは誰が言ったか 「お前は誰よりも賢いとでも思っているのか」 断定的な物言いで 断罪的な眼差しで 傲慢はどっちだと思うけれど なきものにして やり過ごす もうゴールはすぐそこだ

          私は傲慢かもしれない 自意識過剰かもしれない それがなんだというのか、と 賢人たちは言うだろうか あれは誰が言ったか 「お前は誰よりも賢いとでも思っているのか」 断定的な物言いで 断罪的な眼差しで 傲慢はどっちだと思うけれど なきものにして やり過ごす もうゴールはすぐそこだ

          世の中には 正しいことも 間違ったことも 何一つとしてなくて 感情だけが残る いずれ それすら、消え去って 平穏だけが ただあるのみ 全てを飲み込むそれを なんと言おうか おやすみ おやすみ 眠りの中で 生き物は安らかだ 地を飛び立ち 時に縛られず 自分を解放する時 永遠が降りる

          世の中には 正しいことも 間違ったことも 何一つとしてなくて 感情だけが残る いずれ それすら、消え去って 平穏だけが ただあるのみ 全てを飲み込むそれを なんと言おうか おやすみ おやすみ 眠りの中で 生き物は安らかだ 地を飛び立ち 時に縛られず 自分を解放する時 永遠が降りる

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》13

          嵐のような夏が終わり、いまはもう、春が見えかけた冬の終わりの2月末。僕の卒論もあいすの卒業制作も提出し終えて、あとは卒業を待つのみ。 僕らは、この数ヶ月間まったく会わなかったわけではない。同じ家に住んでいたし、生活パターンが、そう変わったわけでもなかった。挨拶もするし、一緒に食事もする。でも、気持ち的にはすれ違っていた。少なくとも僕はそう感じている。聞かなきゃならないことを聞けないまま、ただ忙しさを理由に、自分のことだけに没頭していたという感じだ。 たけるや門脇ついでに、冨田

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》13

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》12

          宮殿にて 「結局、何度もたけるを襲ってきてた、ネオ創始って、なんだったの、おばさま」 「さあねえ、たけるがあの子の鏡面体であることは、一部では良く知られていたし、たけるを手に入れれば、あの子も手に入ると思ってたのかも知れないわね。そうすれば、神を脅す手段ともなりうるってね」 「そんなに、あきらの、時止めの姫の力は強大なの?」 「シン宇宙を一つ生み出せる程には」 「まさか!」 「創世神の後継よ、あの子は」 「では、たけるは」 「それを壊せるほどの力がある、あきらとたけるは創造と

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》12

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》11

          「だからって何でこうなるんだ!」 門脇がブツクサ言っている。 僕とあいすとたけると門脇、そして冨田は、メイン通りの大きな手芸センターに来ていた。生地やボタン類、その他洋裁に必要なものはすべてそろっている。 「最新ミシンも買っちゃおうかな~、ねー冨田ー」 「はは、少し値切ってもいいすか」 「何しょぼいこと言ってんだよ、神のくせに」 「貧乏神になった気分っす」 「あははー」 「あ、ねえ、あいすこれは?」 「お、いいね、よしこれも」 僕とあいすは、一つ一つじっくりと見て回った。その

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》11

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》10

          部屋に入ると、大きな円卓があって、入り口の向かいに時の神の后がすわっていた。 「かあさま、それに、姉さんたち?」 「どうしてここに」 「たけるからここの座標をきいたから、先回りしていたの」 「いえ、どうしてかあさまと一緒にいるのかと」 后とありさたちは顔を見合わせ、やがて、后が言った。 「だって、姪っ子だもの」 「「えーーーー」」 「聞いてない、聞いてないよねえさん」 「言ってないもの、これは、親戚内でもトップシークレットなの」 「どうして?」 「おじさまの素行が悪くて、親戚

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲 僕の離脱性体質》10

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲と僕の離脱性体質》9

          これはね、いざという時に使うものなんだ。使い方はこう ああ、それでどういう効果があるんだ? それはね 「冨田、どうして、」 「俺は姫の騎士だから、守るのは当然でしょ」 「いや、ちがうから、え、姫?」 「時止めの姫、それともあまねちゃんと呼ぼうか」 「、、きみ、誰」 「冨田だよ、別名、時の放浪者」 バキィ、壁一面に亀裂が走る。 「あ、じ、じゃあ、おれ三徒たち迎えに行かないと」 「ふ、ざ、け、る、な、あああ」 絶叫と共に、星全体から光の矢が飛び散った。 「なんだろう、あの

          降水確率0%の通り雨4《君の雷雲と僕の離脱性体質》9