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島に渡れば古代の信仰が残ったまま?猿田彦大神と天鈿女命の信仰
トップ写真 壱岐島内海湾から九州福岡方面の景色
壱岐島二日目は郷の浦エリアへ宿移動
前回書いた平山旅館。
とても素晴らしいお宿でした。
が、一人で連泊するとなると、
かなり贅沢。
素泊まりというわけにはいかない料理自慢の宿。
そんな訳で壱岐二日目と三日目は別の宿。
たしか、壱岐ステラコート太案閣さんへ。
残念ながら写真は撮ってません。
でも、名前から分かるとおりの立派な宿でした。
素泊まりでお願いしたのと、
壱岐島はまだ相対的に宿泊費が割安。
かなり、お得感がありました。
ロケーション的にも、
壱岐島で一番栄えている郷の浦港が近く、
晩御飯を食べに外を歩くにぴったりでした。
昭和40年代くらいから時が止まったような街並み。
映画のセットを歩いてるような錯覚に。
なんとも居心地が良かったです。
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なんとも異様な塞神社
食事を摂る店を探していると、
突如現れた変な神社。
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変な神社というと、怒られるかもしれません。
境内に書かれている由緒を読んでみると、
ど真剣さが伝わって来ます。
が、やはり、今の御時世では、
少しくらいは表現は遠慮がちになるもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1717400553064-7gRBGCCXKs.jpg?width=1200)
神道や神社について、
ある程度、お詳しい方にとっては当然の知識。
生命の誕生というものがいかに貴重であったか。
古代祭祀で扱われた道具。
陰石(女性)と陽石(男性)をご神体として拝む。
現代を生きる私たちにとっては、
滑稽に映るかもしれないですが、
私たちの先祖は、愚直なまでに真剣に。
生命の誕生を祈って来たのです。
そして、遥か後世を生きてるのが私たち。
しかしながら、
笑ってはいけない。
思いつつも、笑ってしまいました。
アメノウズメを祀る塞神社。
女性の神様ということで、
島に来た男性は、こちらに参拝し、
神様にあれを見せなければならない。
見せないとケガをする。
そう書いてます。
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他の神社では不謹慎極まりないこと。
ですが、ここ塞神社ではそれが礼儀作法。
私は勇気がありませんでした。
そのせいなのか?
壱岐島では痛風と腰痛に悩まされました。(笑)
こちらに参拝する方。
男性よりも女性が多いとのこと。
それもまたビックリ。
猿田彦大神を祀る男嶽神社へ
ここ壱岐島には、
他にもアメノウズメと、
猿田彦をお祀りする神社があります。
男岳山にご鎮座する男嶽神社。
祀神は天御降臨の道案内をした猿田彦大神。
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隣の女岳山にご鎮座する女嶽神社。
こちらは、雨の岩戸神話にて、
どんちゃん騒ぎの踊りを舞ったアメノウズメ命。
調べたところ、式内社ではありませんが、
男嶽神社はロケーションも雰囲気も最高の神社。
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男嶽神社がある男岳山。
現在は麓に祀られる月読神社の元鎮座地。
そう言われてるそうです。
月読神社だけが移遷されて、
残ったのが男嶽神社ということなのでしょうか。
壱岐島では標高が高い男岳山に建つ男嶽神社。
そこからの眺望は見事です。
嬉しいことに、境内下の駐車場まで
車で登っていけます。
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社殿横には岩座があり、
それが本来の磐座。
男岳山の名の通り、
男根を象徴した古い信仰の形を残しています。
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磐座の正面には無数の猿石像。
ご神体をお守りしているのでしょうか。
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男嶽神社宮司さんとお話できました
私が参拝した時、
バックパッカーのような出で立ちで、
拝殿に上がり、胡坐を組んでいる人が。
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なんと、無礼な人だろう。
そう思っていると、
その人から挨拶されました。
実はこの方が男嶽神社の宮司さん。
私が訪れた時、ある問題が週刊誌にて掲載。
由緒正しき神社の宮司さん。
島全体を巻き込む問題が起こっていたのです。
この方が宮司さんか。
なかなか背も高く、男前やな~。
第一印象です。
その後、境内にあるカフェにて雑談。
頼んだドリンクは神社エール。
(とんちと言うのか?)
宮司さんは福岡の宗像大社で修行され、
実家の神社に戻って来られた。
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忌部氏との関りに興味がある。
私が聞いてみると、
「忌部か~久しぶりに名前を聞きました。」
そんな感じで、忌部氏については、
ハッキリしない結末でした。
そして女嶽神社も参拝
「隣山にある、女嶽神社は行かれましたか?」
聞かれたので、
「まだ行ってないです。」
応えると、
「そちらも私が管理しているので、
是非、お参りしてください。」
そんな訳で、女嶽神社を目指します。
ちょうど、少し前の暴風雨の後でしたので、
ただでさえ細い道に土砂崩れや折れた木々。
なんとか近くに車を停めて参拝。
女嶽神社は、
拝殿とご神体の磐座がある場所が離れています。
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かなり道が悪かったこともあり、
肝心の磐座の方へは行けずでした。
壱岐の島 神社観光案内所のサイト。
こちらにご神体の磐座の写真。
ありましたので載せておきますね。
箱崎八幡神社は豊玉比古大神でした
このエリアにあった箱崎八幡神社。
私的には好きな神社でした。
八幡神社と付くので、あまり期待せず参拝。
行ってみると、八幡系の気ではない穏やかな気。
調べてみると、主祀神は豊玉比古大神でした。
(豊玉姫の父神)
歴史の中、なにかしらの都合から、
八幡神社と改名させられたのでしょうね。
旧名は海裏神社というそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717400371102-h4nxakJiH0.jpg?width=1200)
そんな八幡さんは全国に多数ありますよ。
八幡さんは基本、武神なので。
近くに行かれたら参拝されると良いですよ。
箱崎八幡神社の管理も男嶽神社が行ってます。
御朱印もまとめて頂けるはずですので、
男嶽神社を最後にされると良いでしょう。
本日は壱岐島の神社の中から、
猿田彦大神とアメノウズメ命関連の神社を紹介。
同じ祀神でも伊勢に行くと格式が高くなります。
しかし元々、信仰は生命の神秘から。
島にはそんなスタイルが残ってます。
『願い事、男岳参りで半分叶い、
女岳参れば満願かなう。』
是非、満願叶えてくださいね。
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