サイコロきっぷの旅2024.1出雲市・松江編(前編)
1月某日。
去年に申し込んでた、JR西日本の企画『サイコロきっぷ』の旅にアッパレ当選したので、さっそく1人で旅に出ることにした。
サイコロ🎲を(web上で)振った結果、行先は島根県『出雲市駅』。
おお、ならば今年は出雲大社で初詣しましょう!
日曜日の朝も早よから、出発駅『新大阪駅』へ。
昨日も夜遅くまで後輩とネットゲームしてたので、眠いわあ。
タリーズで、モーニングセットのコーヒーを、眠気覚ましにチビチビ飲む。
熱くて苦い。
新大阪駅から新幹線に乗って、岡山駅へ。
岡山からは、特急『やくも』に乗り換え、山陰を目指すよ!
岡山駅構内に、特急『やくも』入線でござる。
カッコいいっすねえー。
『やくも』に乗るのは生まれて初めての、羊好大尉。もの珍しいので、車内をキョロキョロ見てみる。
なにやら、古めかしい座席ですなあ。
コンセント・・・も無い。
前回のサイコロきっぷでの、『特急はまかぜ』もこんな感じやったかな。
お、動き出した!出発ー!
『やくも』は、岡山駅を出発し、倉敷駅、そして伯備線により北上。
中国山地の谷あいを、ぐにゅぐにゅ曲がりながら豪快に進む。
乗ってしばらくは、振り子式による車体の傾きに違和感があり、胃の辺りがモヤモヤしていたが、しばらくしたらそれも慣れてきた。
備中高梁駅、到着。
所々で、反対車線の『やくも』とすれ違うため、停車する。
その駅舎のローカルな趣きがイイね!
『方谷駅』。駅の脇は山肌だ。
トンネル、川そば、山肌。
伯備線の景色はこの連続で、車窓を見ていて飽きないなー。
山と山の合間に、突如広がる盆地。
まもなく、新見駅。
新見駅ですれ違い。
なんだか、かわいいペイントの車輌やな。
足立駅。
この辺から、所々に雪が残ってるのが見えてくる。
鳥取県に入ったら、一面の雪景色が広がる。
先日にあった、日本海側豪雪の影響が大きいのかしらん。
根雨駅。
山のてっぺん辺りは、ガスってる。
雨粒も、ポツポツと車窓に当たり出してきた。
ここまでの道中で、所々、撮り鉄の撮影部隊がカメラを向けていた。
鳥取県の山中にも、車を停めて待ち構えている。
『やくも』は、これから新型に更改されてくそうなので、引退間近の旧型やくもを狙ってるのかな?
中国山地は抜けて、平野部へ。
鳥取県は一面の雪景色だ。松江や出雲大社もこうなのだろうか?
一応、スノーシューズは履いてきてるんだが。
安来駅。
雨がけっこう降ってきているみたい。
雪だし、グッチャグチャな地面になっとんかな?
やだなー。
松江へ。宍道湖が見えてきた。
空もいつの間にか青空が見えている。
ヨカッタ!!
出雲市へ。
海側は、そこまで雪も見えないし、晴れてるみたい。
岡山駅からほぼ3時間かけて、特急やくもは、終点出雲市駅に到着。
伯備線の山谷、トンネル、ぐねぐね路線と川、盆地。
そして山陰地方に入ったとたんの雪景色は、見ていて飽きなかった。
面白かったー!
・・・と、のんきに感想を述べてる場合ではない。
出雲大社へ向かうため、一畑電鉄に乗り換えなければ。
早足で、JRの改札を出て、隣接する一畑電鉄『電鉄出雲市駅』へ向かう。
あと、5分くらいで出発するが、これを逃せば次の電車は1時間後だ。
「どこ行くの?出雲大社?片道で?お1人?ほな、ポツポツ、っと」
と、一畑電鉄の係員が、切符販売機を操作してくれた。
改札は、昔懐かしい切符切り。
これこれ!こゆのんを味わいたくて、わざわざローカル鉄道に乗って行きたいねんな。
おおお、ローカル鉄道2両編成。
カッコいいですね!
なかなか優雅な車内やな・・・と感心してたら、すぐ乗り換え。
川跡駅で、大社前行きに乗り換えだ。
『出雲大社前駅』に到着。
外は寒い。出雲市はガッツリ雨だ。ちゃんと降ってる。
傘をさして、びちゃびちゃの道を大社に向けて歩き出す。
ひえーー。
せっかく出雲大社に来たのに、こんな雨天とはなー。
傘をさして、トボトボと参道を歩いていると、宗教無関心・不信心野郎の心が騒ぎ出す。
・・・寒いし、雨も冷たいし。とっとと松江に帰ろっかな。
雨の中、神社巡って歩くのもめんどっちいしなー。
あーあ、片手に傘持ってるから、スマホで写真も撮りにくいったら。
だりー。
この辺で適当にお賽銭だけ投げて、帰っちまおう。
あーもー、スマホも水滴だらけやん。
折りたたみ傘をいったん置いて、リュック下ろして、財布出して、とかしてたら、いい加減ウンザリしてきた。
本殿もおみくじも、もうええわ。
とっとと神社出て、近所のそば屋で昼メシ食う!
出雲大社、終わり終わり!
・・・って、あれ?
テキトーにモニョモニョお参りして、賽銭ぶん投げてたら、急に晴れてきた?
あれ?アレレ??
あ・・・ありがとう、神様ッ!イヨッ!
(調子がいい)
そうか、そうなんですね!?
私の祈りとお願いが、大国主命に届いたと?
それが天候急変の現象というわけなのですね!
ありがとうございますッ!(ご都合主義)
いやあ、ありがたやー、ありがたや。
イギリス国教会のプロテスタント信者でも、こうして御利益があるのだから、出雲大社はやめられんのよなー。
ども、アリガトゴザイマスタ!
大国主命、ありがとうございます。
今年も、羊好大尉は悪玉コレステロールやら、脂肪肝やらと共存共栄していきたいです!
それでは、失礼します!
さあ、帰ろうカエロ!
ケロケロ言いながら、もときた参道を歩いてく。
さすが、素晴らしい境内ですなあ。
雨上がりの出雲大社を出て、さっきの駅に戻ってきた。
途中で、昼メシに出雲そばが食べたかったが、どこもかしこも満員やら、営業時間終了やら。
日曜日のお昼だっつうのに、早々に営業終了すんなよ。
どうも、商売っ気がないねんなー。
空きっ腹を抱えて、駅のベンチに座り込み、ウォーキングアプリ『信長の野望・出陣』の拠点戦闘に勤しむ。
ハラヘッタなー。
帰りも、一畑電鉄に乗ってく。
本日の宿は松江市内なので、終点『松江しんじ湖温泉駅』まで、のんびり乗車。乗り換えもなし。
宍道湖沿いに走るバタデン。
これが見たくて、バタデンに乗ったんやで。ウホー!
圧巻の景色やなあ。美しい。
16時、終点『松江しんじ湖温泉駅』到着。
着いたついたー。
朝から夕方まで、一日中、電車に乗ってたことになるけど、とても楽しかった。
駅を出て、本日の宿『天然温泉だんだんの湯・御宿野乃松江』にチェックイン。
御宿野乃は、ホテル・ドーミーイングループ。和テイストのステキビジホだ。
部屋に荷物を置き、身軽になって松江市街へ繰り出しましょう。
宍道湖大橋を渡る。
大橋から見る夕日は、とっても美しいらしく、期待して見にきたのだが・・・。
今日はちょいと雲がかかってしまってるねえ。
宍道湖大橋横の広場でねばってると、一瞬だけ、夕陽が輝いてくれた。
湖面に映る夕陽が輝いてて、美しい。
夕陽、ちょっとでも見れて良かった。
さ、夕飯食いに行こっと。
朝からなーんも食べてないので、腹が減って目眩がしそうだ。
松江駅方面に歩き出す。
松江駅前の居酒屋に入る。
とりあえずハイボール!
大山地鶏の鉄板焼きに、ポンポコ舌鼓を打ちながら、ハイボールを流し込む。
ウマ〜!泣きそう!!
肉豆腐と、焼鳥盛り合わせという、およそ松江らしからぬアテで、さらにハイボール。
とにかくハラヘッタので、ペロリンと平らげる。むさぼり食う。
ハイボールのお供は、電子書籍版『武士の起源を解き明かす』と、『スーパーの裏でヤニ吸う2人④』。
松江市内で、ハイボールをチビチビやりながら、本を読む幸せ。
もう一杯飲んじゃおう。
シメは、出雲そば。
とろろ月見釜揚げそばを注文してみた。
前回食べた出雲そばは、あまり舌に合わんかったが・・・今回はどうでしょうかね。
出汁を蕎麦湯にドバッと入れて、そばをすする。(ずるずる)
・・・。
うーーん、ふつう。うーん。
居酒屋で、ハイボール3杯飲んで、料理も腹一杯食べ、大満足。
ごちそうさまでした!
心地よい酔いを感じながら、夜の松江市内をぶらぶらと歩いて行く。
松江新大橋を渡って、御宿野乃へ帰還。
ホテル大浴場で、体もアタマも泡だらけにして洗い、ゆっくり温泉に入る。
・・・あーー、きんもちイイ。
ほっこりとした、松江の夜なのでした。
【つづく】