実家ダイアリーいつまでも夏
9月は母の通院検査はなかった。
中旬の3連休には弟が帰ってたし今月はいいかな、とも思ったのだが、やっぱりいつもの月イチ帰省。
エイっと新幹線を予約。
9/26(木)
埼玉はここ数日とても涼しくて長袖の服を着てきたが、降りたホームのこの暑さよ。
関西暑い。
花屋の店先に並んだ小さなブーケはどれもこれも萎れていた。
この暑さだから仕方ないね。
実家に着いてひと息つく。
両親とテレビで兵庫県知事の会見を見る。
残念ながらこの会見で印象がよくなることはないだろう。
東京のメディアより在阪メディアの方がもっと厳しい。
県知事が辞めて(失職)、知事選挙には、暴言で市長を辞めたけど今テレビ番組にたくさん出演されているI氏が出るの?
母が出してくれたアイスを食べながらテレビを見る埼玉県民。
I氏は「出ませんよー」と言っていた。
だいたい見終わったところで父が言う。
「今晩餃子こしらえてくれるか。材料こうてあるから。ニラは畑で作ったニラやで。」
合点承知した。
餃子50個楽勝だ。
野菜を刻んで餡を作り、母と二人で包む。
餃子のときは、餡を多めに作って、残った餡ともやしでたまごスープを作るのが我が家の定番だ。
遠い昔に母から教わった。
一緒にやれば、包んで焼くといった作業の手は早い母だが、ひとりで餃子作りは面倒らしい。
手順がすでにあやふやなのかもしれない。
しかし相変わらず陽気な母だ。
お皿をフライパンの上にふせて、
「よっ!」と掛け声してひっくり返す。
母が上手に餃子を焼いた。
ビールで乾杯。
美味しい。
皮は薄め大判で私の好み。
コープさんの餃子の皮だった。
9/27(金)
母はお友達とお出かけ。
私と父は菜園へ。
その前に園芸店に寄って、白菜の苗を買った。
オレンジ白菜とか、芽キャベツとか、セロリの苗が目についたので父に
「ちょっと違う野菜も育ててみたら?」
と言ったが却下された。
「もっとさー、いろいろチャレンジしなよ。」
と言ったら
「さっき畑を縮小しろ言うたやんか。」と父が言う。
そうでしたそうでした。
ついさっき、この店に来る前、畑の世話が大変だから規模を縮小しなよと言ったとこだった。
自分の身勝手さに笑いながらも芽キャベツの苗ポットを2個入れといた。
家に帰ってテレビで総裁選を見る。
高市さんかと思ったら石破さんが勝った。
その瞬間は、鳥取県のビューイング会場の石破夫人まで「高市さんだと思ってた!」みたいな表情だったので、親しみ深く感じた。
おふたりは慶応の同級生なのか!
9/29(日)
今日はコンサートへ。
気軽なクラッシックコンサートがあるのでチケットを3枚買った。
母と義母と私。
朝、母に話したらやはり忘れていたけど、着ていく服は一緒に考えた。
ところで先日、母をお出かけに誘ってくれたお友達と母は、私が通った幼稚園で知り合ったママ友でその歴50年。私は今でもおばちゃんと呼んでいる。
さらに、話せばロングストーリーなのだが義母とおばちゃんも友達なのだ。おばちゃんもコンサートに誘ってみた。
行くと言ったので、チケットを追加した。
78777453、カードの番号みたいな4人で(年齢です)ランチ&コンサート。
私がまさかの若手で、この4人でお出かけする日がくるとは思わなかったが、母に寄り添ってくれる義母とおばちゃんのシスターフッドに感謝だ。
セブンティ女子3人かしましく、楽しく喋ってめちゃ自由。
そんな母を見ていたら認知障害だとは思わないんだけど、日々暮らせば認知障害なんだよな。
それこそが軽度認知障害と言える。
本人が陽気なのが救い。
コンサートは演奏者の手元がよく見える良席だった。
チャイコフスキーの悲愴。
音楽は胸に響いた。
9/30(月)
午後の新幹線で帰玉(埼玉に帰る)。
帰玉直前のお掃除ウーマン発動とカレー作り。
母のリフレイン話や思い込み、以前から変わらぬお小言に付き合う父の後方支援しかできないが、また10月終わりに帰省する。
さすがに夏は終わっているだろう。