第二大臼歯での咬合は絶対に必要という考えです。
御手洗大右歯科医院(予定)です。
予定です。
さて、もし万が一、第二大臼歯を失っても第一大臼歯でしっかり咬めている場合、そのままでいでしょうか。
それとも第二大臼歯を補う処置をしますか。
歯科医師の方に尋ねます。
私は確実に後者です。
私の尊敬するK歯科医院の院長の受売りですが。
ざっくり何故かと言うと
顎関節に過負荷がかかる
咀嚼能率が下がる
咬合が崩れる可能性がある
からです。
とくに前者2つが曲者。
顎関節への負荷はかなり昔の論文からも研究結果が示唆されています。
顎関節へのダメージは修復することが非常に困難なうえに静かに進行していきます。
また咀嚼能率の低下は摂食嚥下障害に繋がる可能性があります。
ようするに、全て直近で困ることではないから、分からないのです。
今、第二大臼歯が無いという事実が数十年後にどう繋がるか考えると、そんな選択肢はないことは一目瞭然です。
腎移植をして腎臓が1つになった方には色んな制限が付きますよね。
身体に複数あるものは基本的に「予備」ではありません。
※本記事は歯科医師監修です。