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【読書日記】 オンラインでの「伝え方」ココが違います! を読む

この3年間で、私の生活はオンラインが当たり前になりました。
仕事では、オンライン学習、オンライン会議から始まり、オンラインでのセミナーに多く参加するようになりました。

その中で、その都度、疑問が湧いたり、反省したりの繰り返しです。

・話している時、私の視線はどこを向いているのだろう、相手にはどのように見られているのだろう
・話し方は大丈夫かしら。発音が変ではないかしら
・私のメモをとるしぐさは、相手にはどのように映っているのだろうか
・質問をしようとして「すみませーん」と言ったけど、拾ってもらえずそのまま進行していった。どうすればよかったのかな
・私ってじっとしているかな
など、いろいろ思うことがありました。


オンラインはしているけど、これでいいのかな


この本は、そんな疑問に対して多くを答えてくれるものでした。

初版:2020年10月25日
発行元:株式会社 すばる舎
著者:矢野 香
内容:オンライン時代に活躍できるリーダー、もしくはリーダーを目指す人が身に付けたい「オンライン・コミュニケーションの実践方法」をわかりやすく紹介していく。
リアルでは良しとされていた伝え方が、オンラインではNGになる理由や、正しい伝え方のコツなど、オンラインでの「新」常識がサクッとわかる実践書。さらに、「各国の名だたるリーダーの話し方」も完全網羅。Withコロナ、Afterコロナを逞しく生き抜き、活躍するためのコミュニケーション技法が詰まった読み応えある一冊。  (Amazonより)


従来、コミュニケーションというと、目の前の人と直接面と向かってやりとりするものでした。いわゆる「リアル」です。

「オンライン」は「リアル」の真逆。
・目の前に人がいない
・画面越しで間接的に相手と繋がる
・即反応ではなく、タイムラグがある
・話し言葉だけではより単調になりがち

そんな「オンライン」では、「リアル」と同じ感覚で相手とやりとりをしようと思っても基本的に無理なのですね。
「オンライン」仕様のコミュニケーションの方法が必要なのですね。
経験上、感覚的にわかったいたことだと思うのですが、
この本では、非常に明確に書かれており、自分の中で整理ができました。


オンライン仕様のコミュニケーション方法を学んだ

<特に学んだこと3つ>


1 オンラインは「情報のやりとり」が得意


リアルでは、細かい感情や雰囲気が伝わりやすいのに対し、オンラインはそういった感情の共有がしにくいということです。
そのため、「どんな情報を共有するか」ということを十分に検討し、ブレないことで効果的に伝わるのですね。

2 オンラインでの反応は3倍大きくする


リアルと同じ感覚で、「ふんふん」と頷いたり、特に表情を意識しないでいたりすると、互いに反応が読み取りづらいのですね。
「3倍」とは大きいなと思いますが、具体的には次の3点が大切ということです。
・ハリのある声
・できるだけ、表情豊かに
・動作はゆっくりと
一例をあげると、「ふんふん」と何度も小刻みに頷くのではなく、大きくゆっくり「うーん」と頷く・・・・これならできそうです。


3 相手に合わせて言い方を変える


私は、コロナ禍になってから、東京都の小池知事がテレビに出て話をされるたびに、何か惹かれるものがありました。
それが何かはわかりませんでしたが、話をずっと聞いていたい、何かしっくりくると思っていました。

その理由がわかりました。

この本に、小池知事の例が出ていました。
小池知事は、聞き手によってキーワードや言葉の使い方を巧みに変えていたのです。
具体的にどのように話されていたのかが書かれていましたが、本当にお見事です。
私も、ほんの少しでいいので見習いたいと思いました。


私のこれまでのオンラインでのコミュニケーションを反省し、これからのよりよいコミュニケーションにつなげる、よい本と出会うことができました。







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