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首が痛い時に試してほしいこと Part2

さて,前回は「なぜ首が痛くなるのか?」「どう工夫すれば良いのか?」といった内容の話をしました。
凝り固まっている筋肉に対してマッサージも大事ですが,それ以前の部分で意識的に取り組んでほしいことを書きましたので,まだの方はご覧になってください♪


◆ 首の下の方が痛い時はどうするか?

★ まずは,ターゲットになる筋肉を探す

マッサージや運動も「数打ちゃ当たる!」みたいな感覚でやっていると意外に当たりを引かないものです。
どの筋肉がターゲットになるのかを探してみましょう。


○ パターン1 マッサージの場所

肩をすくめた状態で,顔を下に向けたり,上に向けたりしてみてください。
「こうやると痛いんだよね…」というものがある方は,その動きを再現してください。

首こりの原因を探る方法

もしそれで痛みが減った感じがあれば,この筋肉が問題になっているかもしれません。

首こりになりやすい筋肉
肩甲骨から首にかけてくっついている「肩甲挙筋」という筋肉

肩甲骨と首の骨とを繋いでいる筋肉があります(青色で示したやつです)。
肩をすくめることでこの筋肉が少したわむ(緩む)ので,頭を動かしたときに痛みが減ったり消えたりします。

首の真横にくっつく筋肉なので,マッサージとしては首の真横を押しましょう。
もしくは,青い部分に沿って押したときに痛いところがあればそこをマッサージのポイントとしてほぐしていきましょう。

首こりになりやすい筋肉
少し上から見た時の筋肉の位置

場所を特定するには少し難しいかもしれませんが,お試しいただく価値はあると思います。


○ パターン1 運動の方法

次は,運動の方法を紹介します。
パターン1のマッサージ編で痛みがあった場合は,以下の内容を参考にしながら運動してみてください♪

① 両方の腕を後ろに引きます ※ 真っ直ぐ後ろに引くことがポイントです
② 肩をすくめるように引き上げます ※ 両肘の間隔が開かないように注意!
③ 痛みがなければ,最大限引き上げた状態を3秒ほど保ちます
  → 痛みがある方は,痛みが出ない範囲まで引き上げてください

首が痛い時の運動方法
① 両方の腕を後ろに引きます
首が痛い時の運動方法
② 肩をすくめるように引き上げます
首が痛い時の運動方法
両肘の間隔が開かないように注意!

◎ パターン2 マッサージの場所

これは,パターン1の肩をすくめた状態で痛みが変わらなかった方向けのものになります。
その場合は,この筋肉が問題かもしれません。

首こりになりやすい筋肉
背中の背骨から首にかけてくっついてる「頭板状筋・頚板状筋」という筋肉

この筋肉は肩甲骨にはくっついていないため,肩をすくめても筋肉が緩むことはありません。したがって,肩をすくめても痛みが変わらないということです。

マッサージの場所の目安ですが,首の骨に沿ってマッサージすることをオススメしています。
その際に,下を向いて首筋を触って一番飛び出ている骨を探してください。(○印をつけた骨です)

首の骨

それが見つかったら顔を上に向けて,探し当てた骨を起点に首筋をマッサージします。
上を向く理由は,下を向いたままだと筋肉が突っ張った状態になって硬くなるので,首こりで硬いのかが分からなくなってしまうのを防ぐためです。

圧迫して痛みが出たら,「ちょい痛」くらいの強さで20〜30秒くらいかけてじっくり圧迫し続けてください。
痛みが強くなるようなことがあればすぐやめてくださいね。


◎ パターン2 運動の方法

この筋肉に対する運動については,正直まだ効果的な方法が分かっておりません…
試行錯誤している段階なので,良い方法が見つかり次第改めて紹介します。


◆ 最後に

よく「1日に何回くらいやれば良いんですか?」と聞かれます。
明確に何回やればよいという根拠はありません。
しかし,1日の中で頻繁にやっていただくことが大事です。

つまり,「1セット◯回」ということではなく,隙間時間があればその時に1回でも2回でも,回数少なくても良いのでこまめにやるという感覚です。
結局,短時間を一生懸命頑張ってもやっていない時間が圧倒的に長かったら痛いままです。

お仕事や家事の合間,テレビを見ながらなど片手間にやっていただく感覚で実践してみてください。

今回はここまでとなります。
次回は,「そこ首と関係なくない!?」っていうところが原因かもしれないと言う内容を紹介したいと思います。

Bye bye

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