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日記:2024.10.27~11.2



10月27日(日)

朝5時起き、5時16分の電車で羽田空港へ。文学フリマ福岡に行くため。

福岡空港に到着して、少し時間があったのでうどんを食べることに。「やりうどん」というお店へ。

うんんんんんんんんんま。山ほどうどん食べてきたけれど過去一かも。びっくりしすぎてる。あごだし、ふわちゅる麺。俺、あごだし好きだわ。

会場について、スタッフさんと合流。不覚にも藍染めのテーブルクロスを忘れてしまい、第一芸人文芸部のブースはこんな感じ。

九州各地から、そして山口からもたくさんお客さんがお越しくださって、感謝です。ありがとうございます。

文フリの詳しい記事はこちらから↓↓

時間を見つけて購入したのは、虎ノ門駅前商店街振興組合さんの虚偽エッセイ集。まだ読めてないけれど、本当に読むのが楽しみ。

noteに載せているのを読んで、めちゃくちゃ面白くてお会いできるのを楽しみにしていた。

終わって、文フリ東京や札幌と違ってまだ体力があったので、博多駅の上島珈琲店に入り作業。執筆はひと段落したけれど、早くも直しがきて、ゲラを直す。

しばらくして疲れて来たので、ホテルに入り爆睡。
三時間くらい寝てから、せっかくの福岡なので美味しいものを食べようと、お店へ。

居酒屋でごまかんぱち、鶏皮の串、つくね串を食べ、移動して長浜ラーメン。豚骨はそんなに得意じゃないけれど、やっぱり食べて良かった。
めちゃくちゃ美味しかった。

川沿いを散歩。やっぱり水辺は最高。今の家も、前の家も水辺と近いけれど、水って落ち着くよなあ。実家が川に囲まれた位置にあったことにも由来しているかもしれない。しばらく歩いて、ホテルで就寝。

10月28日(月)

福岡空港近くのレンタカーショップで車を借りて、太宰府天満宮へ。一度も参拝したことがなかったので、いつか行きたいと考えていたところ。福岡に来るチャンスがあったので、迷わず行く。

彬子女王殿下の『赤と青のガウン』を読んでstandFMで感想を述べたら、ありがたいことになんとご本人が聞いてくださり、『新装版 京都 ものがたりの道』をご恵贈いただいた。その中で太宰府天満宮の話があり、とても興味を持ったのだ。

彬子女王が書かれていた中で印象の残ったのは、左遷された菅原道真公を追いかけて都(京都)から太宰府まで飛んできた『飛梅』のこと。なんと太宰府天満宮の境内に現存しているらしい。

standFMでその話をして、本のお礼のお手紙を送らせていただいたところ、さらに直筆でお返事をいただいた。本当に優しくて気さくなお方。

手紙の最後には、僕が『飛梅』に感動した話を聞いてくださったのを受けて、追伸に太宰府天満宮のことが!

福岡に行く直前に、こんなお手紙をいただいたら行くしかないっしょ!
しかも仮殿なら、本殿が完成したら見えなくなる可能性もあるし!

それに「森が飛んできた」って、どういうことだろう!?

到着し、表参道を歩くと人・人・人、梅・梅・梅! 
梅ヶ枝餅というお餅をたくさん売っていて、あ、『飛梅』って有名な話なんだ!と知る。梅の神社だということはお正月〜一月末くらいまではさらに人が多いだろうな。

参道は老舗と今風のお店が共存していて、歩いているだけで楽しかった。

梅ヶ枝餅は大判焼きを焼くのでしか見たことない大型機械で焼かれていて、大判焼き以外にも使い道あるのか!とびっくりした。梅味の餡が入っているのかと思っていたら、中は普通のあんこ。梅は、餅に模様として刻印されていた。美味しかったな〜。

立派な門を通り、境内へ。ここで度肝を抜かれる。
「ほんまに森が飛んできてるやん!!!」の声と、圧巻すぎて笑ってしまう現象が同時に起きた。こんなことしてもいいんや!

正面から見ると、周りの森と同化している

バルコニーで家庭菜園している人は多いけれど、屋根を庭にしている人はいないんじゃないだろうか。鹿が歩いていても自然に見えたかもしれない。

ふと、直前に読んだ彬子女王殿下の『日本美のこころ』のことを思い出す。この本にも太宰府天満宮のことが書かれていて「昔は、神社はその地域で最も最先端の建物だった」のようなことを記されていた。

神社は崩れたらいけないし、地域にとって不吉だし、今考えられうる最も丈夫な建物で造られてきたと知ったのだった。祭事や神事を行い、人が集まる場所だからだ。そう考えると、神社が現代建築で建てられ、美を追求し、現代アートを扱うのも自然なことなのかもしれない。

太宰府天満宮の宝物殿では、かつてから現代アートの展示をたくさんしてきたそうだ。今はこの仮殿をデザインした建築家・藤本壮介さんの展示を行っていた。

『飛梅』もやっと見ることができた!あらゆる方向に枝が人がった立派な梅だった。境内の隣には樹齢1,500年を超える大楠もあって、圧巻だった。

本殿が完成したら、太宰府天満宮にはまた来たい。圧巻の仮殿は、本殿が完成してもまだしばらく見ることができるらしい。

最後に御神籤を引くと、大吉。彬子女王が著書で紹介されていた飛梅の和歌が書かれていて、これにもご縁を感じた。

太宰府を後にし、せっかく車があるので、この機会に行きたかった佐賀に向かった。

途中、ウエストで二日連続のうどんを食べる。昨日とは違い、コシが強め。ごぼうも極太。そしてアゴだしが抜群にうまい。九州のうどんは本当に最高!

人生初の吉野ヶ里へ。10年以上前、ロケで博多から長崎まで特急で行ったときに吉野ヶ里遺跡がチラリと見えて、「教科書で見た!」と思ったことを覚えていて、ずっと行きたかった。

めちゃくちゃ広かった!!歩くの大変。園内を周遊するバスがあるのだけれど、それに気が付かず、徒歩で巡った。

弥生時代の環濠集落の復元や、古代の王が行ったまつりごとの展示、弥生土器、丘墓などいろいろなものが見えた。

芝生広場もかなり広くて、整備されていて、近所の家族や子供たちの憩いの場となっていた。

すっごい歩いたけれど、めちゃくちゃ満足だった。

教科書に載っていた古代のもろもろ(縄文〜弥生時代の出来事として習ったこと)と、教科書に載っていない神代のこととの関わりが気になり、帰ってきてからもずっと調べている。

縄文土器。弥生土器。稲作。高床式住居。ムラ。

天照大神。高天原。神孫降臨した高千穂。イザナギ・イザナミの国生み。大国主の国づくり。初代・神武天皇。

飛鳥時代からは天皇家の人々が登場するけれど、やっぱり唐突だと思う。

日本は世界最古の国で、その成り立ちが文字ができる前のことで、よくわからないからこそ科学を超えたロマンがある。

古事記は日本神話が書かれている最古の歴史書。40代・天武天皇の命により編纂が始まり、約30年後、43代・元明天皇の時代に完成された。712年のことだ。

710年に平城京が始まり、当時の国家元首は天皇なので「古事記は日本政府の公式見解」とも言える。絶対に教科書に載せるべきだし、子供のころの時間があるときに体系的に習いたかった。

知らないと、日本の各地を楽しむのに知識0から始めないといけないし、理解が深まらない。「教科書で見た!」が増えた方がいい。

戦後GHQによって神話は禁止されたけれど、もう復活させていいでしょ。

佐賀市へ。ドトールのアプリで全国のスタンプラリーみたいなのがあり、集めているのでドトールで休憩。佐賀には三店舗ある。

福岡は持っていたので、佐賀をゲット。バルーンフェスティバルの気球の画面だった。

それから海苔を購入し、さらに佐賀の奥地へ。

武雄市の武雄神社に行きたかったけれど、日が暮れてしまい断念。
しかし行く予定のなかった武雄市図書館を発見!
「ネットで見た!!!」と声が漏れる。

武雄市図書館は「映える図書館」。運営に蔦屋も入っている。まさか来れると思っていなかった。予想外の喜び。21時まで空いているのも嬉しい。

中に入ると学生さんがたくさん勉強していて、こんな施設があるなんて幸せだろうな〜と思う。

本がずらり。購入もできるし、貸し出しもしてるし、スタバもある。

満足して、夜は唐津へ。うどんの腹持ちが良すぎて、夜ご飯はなし!
駐車場の近くにご当地パン『リョーユーパン』発祥の地があり、見てから就寝。

10月29日(火)

朝イチでドライブ。近くのリョーユーパンの工場に直売所があるのをGoogleマップで知ったので、朝食のパンを買う。

それから呼子の朝市へ。相席食堂で見て、行きたかった場所。
めちゃくちゃのどかな港町だった。

目当てはイカです。右のイカと、イカシューマイと、エビコロッケを食べました。

捕鯨で財を成した人の家の前で撮ってもらった

呼子をぷらぷら散歩したあと、呼子大橋を渡って離島へ。今日の折り返し地点である田島神社に到着。

海に映えて美しい神社だった。

駐車場のあたりは、近所の人がなんか焼いていて煙たかった。僕の地元にもいたけど、やたら地面でなんか焼く人っておるよな。吸って大丈夫な煙なんかな。

唐津に戻って、街をぷらぷらしたあと、日本三代松原のひとつ虹の松原へ。松原は防風、防砂、防潮が目的。めちゃくちゃ広かった!
調べてみると日本最大の松原。車で通るだけでも、圧巻の光景だった。

最後に、お土産を買うため、「うまかもん市場・唐津」へ。まずはランチに佐賀牛焼肉定食。柔らかくて最高に美味しかった。口中でとろける。

売り場は、道の駅ではないけれど、道の駅みたいなラインナップ。
アゴだしのための炭焼きの飛魚、佐賀牛・バラ、みかん、みかんジュース、アスパラ、うどんなどを購入。保冷バッグが役立った。

驚いたのは、佐賀産和牛のタンを売っていたこと。国産牛の牛タンなんて、普通に売ってるの見たことがなかった。欲しかったけど、予算で断念。

福岡に戻って、車を返却。福岡空港は街中にあるから、本当に移動が楽でいい。

空港の蔦屋書店で第一芸人文芸部の書籍を発見。なんと彬子女王と太宰治に囲まれていた!福岡空港でも買えます!!

機内でGoogleマップを見ていると、なんと実家上空を通過。むかし土手から見上げていた飛行機は羽田ー福岡便だったのかもなあ。

着陸すると、羽田は雨。楽しい福岡・佐賀旅だった。

10月30日(水)

ソラマチのカフェで執筆。体力的に日記も書けなかったので、前日までのものも書いた。

夜はstandFMでピストジャムさんと語り。今週読んだ本として紹介したのは小鳥書房さんの『ワンルームワンダーランド』。一人暮らし100人の部屋の写真と、部屋にまつわるエッセイが書かれている本。オールカラーなのも嬉しい。

10月31日(木)

さっそく佐賀で買った炭焼き飛魚で出汁をとって、味噌汁を作る。豆腐・じゃがいも・人参・玉ねぎを具材にしためちゃくちゃシンプルな味噌汁だけれど、かなり美味しかった。

11月8日に俺の推し本の収録があるので、そのための読書を始める。すでに1冊は読んだので、残りの2冊。

11月1日(金)

押上から錦糸町まで、ぷらぷら歩く。ソラマチはたまに行くけれど、押上も錦糸町もあまり馴染みがないので、キョロキョロしながら歩いた。
両国に近いので相撲部屋もあり、力士の方をたまに見かける。東京だなあと思う。

11月だ!俺の月だ!

11月2日(土)

御徒町のカフェで執筆直し。読書も進める。
炭酸水がなくなっていたので注文する。
無印でナンを買い、家に帰って、ずっと棚の中に眠っていたラッキーピエロのバターチキンカレーを食べた。なかなかイケる。






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