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faber
2018年3月28日 21:46
(前回のつづき) 戦後ヨーロッパで彼らは再び難民となったのだろうか。 この点について言えば、戦後たくさんの東欧のユダヤ人たちが、落ち着き先が決まらず移動の途上にあったようだ。しかもポーランドでは、あろうことか戦後になってもポグロムが再燃し、この迫害を逃れて多くのユダヤ人が自国を脱出した。彼らの多くはチェコスロバキアを経由してひとまず西(とりわけドイツ、オーストリア、イタリア)を目指し
2018年1月31日 23:47
2002年のイタリア=フランス=イギリス合作映画 "Prendimi l’anima"(ぼくの魂をきみに)を見た。監督はロベルト・ファエンツァ。イタリア北部トリノ出身でユダヤ系である。「アウシュビッツは終わらない」などの著作で有名なプリモ・レーヴィの親戚(またいとこ)にあたる。 ユダヤ系のロシア人女性、サビーナ・シュピールラインの物語。スイスの精神科医カール・グスタフ・ユングとの「アニマ(魂