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ランニングに関する有料のオンラインセミナーを何度も開催してみて

2年前から細々とオンラインセミナーを自主開催してきました。
数えて見ると、これまでに合計21回のオンラインセミナーを開き(雑談形式のものや自主開催以外のものを除く)、500人近い人がお金を払って話を聞きに来てくださっています。


開催したセミナーの一覧


具体的に開催したセミナーは次のとおりです。

1回目(22/9/4) マラソンのパフォーマンス決定要因とそのトレーニング
2回目(22/9/19) ストレングストレーニングの理論と実践知
3回目(22/10/3) 個人差を減らすための心拍変動コンディショニング
4回目(22/10/23)ロング走へのモチベーションを高めるノウハウ
5回目(22/10/31)マラソンのダメージとリカバリー
6回目(22/11/28)事例で学ぶマラソン攻略法~トレーニング・栄養・ペースのビッグ3~
7回目(23/2/8)ランナーのための心拍変動を使ったコンディショニング
8回目(23/3/23)愛と勇気と現実で語る「加齢とランニング」
9回目(23/7/26)電子書籍出版記念オンラインセミナー 宮﨑喜美乃選手と学ぶランニングのデータ活用法
10回目(23/8/30)秋冬のマラソン大会に向けてトレーニングの目的を明確にし動機を高めよう
11回目(23/10/31)マラソンのダメージとリカバリーのアプローチ
12回目(23/12/18)心拍変動を用いたコンディショニングの基礎と応用
13回目(24/1/1)電子書籍発売開始から間もなく1年!マラソンパフォーマンスに大切なテーパリング、ペース、栄養を年の初めに再学習
14回目(24/2/29)100マイルランナーに向けた睡眠戦略
15回目(24/3/24)ハードルを下げる高強度トレーニング
16回目(24/4/14)電子書籍出版記念ワンコインオンラインセミナー 加齢と向き会うエッセンス
17回目(24/5/28)100マイルランナーに向けた睡眠戦略(応用・反省編)
18回目(24/6/24)難しいけど奥深い:持久系トレーニングの強度配分
19回目(24/7/19)オーバーリーチングなんていらない
20回目(24/7/25)スポーツ科学とハウトゥーを学ぶ!中高生の保護者・部活指導者・市民ランナー向け!①
21回目(24/8/20)スポーツ科学とハウトゥーを学ぶ!中高生の保護者・部活指導者・市民ランナー向け!②


1-6回目はプロランナー×タレント×科学者のコラボレーション企画として開催
7・12・18回目はNSCAジャパン CEUプロバイダーセミナーとして開催
9回目はプロトレイルランナーとのコラボレーション企画として開催
14・17回目はトレイルランニングアスリートとのコラボレーション企画として開催
20・21回目はタレント×体育教員とのコラボレーション企画として開催

アンケート結果


下記は各回のセミナー終了後に任意・無記名式で集めたアンケート結果です(20回目までのデータ)。

セミナー後のアンケート結果


満足度については、5段階のうち、上2つ(満足、やや満足)が98%を占めています。満足度98%のセミナーです。

また、自由コメントもポジティブな意見ばかりで(1件だけ開始時間帯に対するネガティブなご指摘をいただいたことがあります)、具体的には次のようなコメントをもらっています(一部抜粋)。

高山さんの豊富な論文で報告された内容を踏まえたご自身の見解を話される姿勢が大変魅力的でした。 確かにこれが良い、と断定された方が分かりやすいことも多いですが、常に疑う視点を持ち、自身で考えてトレーニングすることの重要性も伝わりました。

1回目

トレーニングの効果について分かりやすい説明でした。 又、筋力トレーニングをする上でのデメリットも知ることで、工夫して取り組む方法を考えることができます。

2回目

フルマラソン、ウルトラマラソンに、出ていますがどうしても真面目にランだけに取り組めず記録もイマイチ伸びないのですが、来年のクロスカントリーは自分なりに目標定めて心拍のコントロールを心がけて楽しんで遊んできます。とても参考になりました。 ありがとうございました(*´꒳`*)

4回目

リアルタイムで受講できなかったので配信を拝見しました。今回も難しい話を素人にも分かりやすく解説してくださり、とても勉強になりました。また、質問にも丁寧に答えてくださりありがとうございました!リカバリーの究極が、しっかり強い身体を作る事というお話は、息子のトレーニングのモチベーションにも繋がるだろうと思いました。健康のために走っている夫も、リカバリーについてあれこれ一人で思案していたので、動画の内容を家族でシェアしながら、家族で役立てさせていただきます。今回も1000円とは思えない充実の内容の講義をありがとうございました!

5回目

練習方法は10人10色だからこそ、個々でマラソンを楽しんだら良いと思えて気持ちが楽になりました。また、知りたい内容だっただけに、楽しく聞いてました。また、この3人の講師の方でのセミナーを楽しみにしてます。 ありがとうございました。

6回目

レクレーショナルレベルのトレイルランナーです。レース中の心拍数は自分なりに意識してきました。今回のセミナーで安静時の心拍数とコンディショニングの関係性を知ることができてカンドーです。TSB(form)の値と実感する体調にズレを感じることにも通じているのかなぁと思ったところです。

9回目

HRVについてはなんとなくでしかなかった知識が、学ばせていただくことでより深まりました。ランナー等へのアドバイスの参考になり、日々の記録とコンテキスト化の重要性がわかりました。 貴重なご講義をありがとうございました。

12回目

HRVがApple Watchで測定されていたことに昨日気づきました。確かに今までのスケジュール帳と照らし合わせてみると高強度のトレーニングの翌日や体の調子が悪い日は下がっているところが見られました。今後自分のコンディショニングや、クライアントの体調管理の指標の一つとして活用していきたいと思います。ありがとうございました。

12回目

セミナーの開催ありがとうございました! 100マイルレースでは常に胃腸トラブルに悩まされて、様々な医薬品を試しましたが全くダメでした。(薬剤師なのですが。。) そんな中、医薬品に頼らない根本的な胃腸トラブルの解決を求めて「超長時間山岳耐久レースにおけるパフォーマンス向上戦略」に出会いました。そこにあった様々な文献を調べたり、文献の内容を自分で試行錯誤するようになり、これまで以上にトレイルランニングが楽しくなりました。研究をシェアいただき、ありがとうございます!いつかお礼をお伝えしたいと思っていました。 「HRVを用いたアスリートのコンディション」も購入して、HRVを毎日チェックするようになりました。 現在は運動時の体液変化(特に脱水)に興味があり、様々な文献を調べています。この辺りについてセミナーをやっていただきたいです。

17回目

最初、難しいかな?って思っていましたが、話の内容が、とてもわかりやすく説明してくださっていたのでスーッと入って来ました! 次回も楽しみにしています。

20回目

雑感


私の活動方針「無秩序に活きる」にも通じるものですが、セミナーの内容や難易度は様々です。
参加のハードルが高めのものから、影響力のあるアスリートやタレントをゲストに迎えることでハードルを下げるものまであります。
例えば、科学的情報を淡々と取り扱うこともあれば、一般の方々にも親しみやすい内容にするために、影響力のあるアスリート、インフルエンサー、タレントなどをゲストとして招き、彼らの体験談やエピソードを通じて理解を深めてもらう工夫をすることもあります。

その一方で、私自身の話は、科学的情報(論文)をもとにしている点で共通しています。
その中で、どのような表現をすべきかは本当に対象者のニーズ次第だと感じます。
難しめのセミナーでも毎回興味深く聞いてくださる方には、あまり嚙み砕いた表現をしない方が満足度が高いように感じますし、いわゆる「分かりやすさ」というか、ライトに、時には大胆な表現を好む方もいます。
また、その場ではあえて抽象的なまとめ方をしても、時間が経過した後に「あの時の意味がわかった」といったコメントをいただくことがあり、そこまで活かしてくださっていることに感心することもあります。

今後も他の仕事や活動次第ではありますが、私自身、あるテーマについて自分が学び、経験したことを深める意味で他者に伝えるレベルまでアウトプットすることは大切だと思っています。
そのため、定期的にセミナーを開催していけたらと思っています。

自主開催セミナーの詳細


(参加費は同一です)


執筆家としての活動費に使わせていただきます。