西洋美術を見るポイントはアトリビュートにあり!ミュージアムに行く人へおすすめマスクカバーの話 #ミュージアムへ行こう
西洋絵画を見るポイントのひとつ「アトリビュート」と「ダークカラー」でアート鑑賞が快適に。
こんにちは、フェリシモミュージアム部の内村です。今回、ミュージアム部で作った「アトリビュート刺しゅうのマスクカバー」をご紹介します。
西洋美術の見方がわからない……
みなさま西洋美術はお好きですか? 神話の世界をドラマチックに描く作品や宗教的に重要なシーンの数々など、見どころはたくさんありますが、描かれた人物たちに「あなたはいったいどなた?」となることも多いのではないでしょうか。(私はそうでした……)
登場人物がわからなくても感覚的に楽しめたらいいじゃない! そんな考えだった私の西洋美術の見方は、同じミュージアム部の部員なりちゃんとの何気ない会話で激変しました。
「アトリビュートを探すと人物がわかりますよ」
フェリシモミュージアム部はいろんなアート好きのメンバーが集まっているのですが、なりちゃんは部内きっての西洋美術マニア。学生時代から西洋美術について学び、その熱量は美術検定1級を取得するほど!
なりちゃんは西洋美術の見方をいろいろ教えてくれるのですが、ある日「アトリビュート」を見つけることで、絵に描かれている人物を特定できると教えてくれました。私にとって初めて聞いた言葉でしたが、詳しく聞くと以下のように教えてくれました。
こういったアートの楽しみ方に気づくことができる商品を作りたい!と思っているのがミュージアム部です。そこでアトリビュートをモチーフにオリジナルグッズを作ろうと考えました。
ダークカラー×アトリビュートのマスクカバー
問題は何を作るかですが、ミュージアム部ではちょうど解決したいあるある問題がありました。それが展示ケースでの白マスク映り込み問題です。
今のご時世外出にマスクは必須です。そしてミュージアムの館内は薄暗いことも多いので、展示ケースに寄っていくと着けている白マスクがばっちりと写り込んでしまうことがあります。それを解決するために最適なのがダークカラーのマスク!
企画案を練っている際に、手持ちの不織布マスクが使えるとうれしいという話になり、マスク本体ではなくマスクカバーとして作ることになりました。これによって時と場所にあわせて使い分けることもできます。
ここに「アトリビュート」のデザインをプラス。ワンポイントの刺しゅうをマスクカバーの右下にあしらうことにしました。あしらったアトリビュートは次のようなものです。
聖母マリアのアトリビュート/白百合の花
精霊の力でイエス・キリストを身ごもったことを天使ガブリエルが伝えにやってきました。手に持っている白百合の花を刺しゅうで表現しています。
洗礼者ヨハネのアトリビュート/十字架の杖
右側にいる洗礼者ヨハネが左手で抱えるように持つ長い十字架のついた杖は、ゴールドの糸で表現しています。
女神アフロディーテのアトリビュート/バラの花
アフロディーテのそばでに舞うバラの花にご注目!マスクカバーには2色の刺しゅう糸で表現しています。
女神ヘラのアトリビュート/孔雀
絵の一番右のさらに奥にいる孔雀は女神ヘラのアトリビュート。刺しゅうでは孔雀の羽として表現しました。
いかがでしたでしょうか。ミュージアムに行くときにあるとちょっと便利なアイテムのひとつとしてマスクカバーを使っていただければ嬉しいです。
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