一生使える干支飾り!? 家内安全を守ってくれる十二支【太田記念美術館コラボレーション】
1匹で12匹分ありがたい? 絵師・歌川芳虎が浮世絵に描いた奇跡の珍獣。
みなさまこんにちは。ミュージジアム部のmitu.です。浮世絵の楽しみ方を発信する太田記念美術館さまと、フェリシモミュージアムのコラボ企画。今回は「家内安全ヲ守十二支マスコット」をご紹介します。
コラボレーションの始まり&企画1はこちらから
絵師・歌川芳虎が描いた“十二支全部盛り”!?
まずはこちらをご覧ください。一体何の動物だと思いますか?
浮世絵では、実在するものばかりが描かれているとは限りません。想像力で生み出された、この世にいないものの絵を見るのもまた、浮世絵の楽しみ方のひとつです。
問題のこの動物ですが……顔がネズミ、角が牛、背中の模様が虎、耳がウサギ、火炎が龍、しっぽがへび、たてがみが馬、ひげが羊、後ろ足が猿、とさかが鶏、前足が犬、背中の毛並みがイノシシ……そう!十二支の動物すべての特徴を備えた動物として描かれました。
題名の「家内安全守」から、家内安全を守る動物であることが、署名の「額面画」から、寺社に奉納された額を写したものだということがわかります。
さらに詳しい説明は、太田記念美術館のnoteをご覧ください▼
干支飾りという風習を現代に
さて、現代の暮らしの中で十二支が登場するといえば、年賀状のイラストが一般的ですが、“その年の干支の置物を飾る、贈る”という風習はご存じでしょうか?
その年の干支は縁起物。飾り敬うことで「家内安全」「商売繁盛」、人に授けることで、「招福祈願」「安寧長寿」と言われ、さらに、動物ごとにそれぞれ意味が込められています。(子・ねずみ:行動力と財力、丑・うし:粘り強さと誠実など)
しかし、この十二支全部盛りならば、毎年OK!すべての動物の意味も全部OK! なんて縁起のいい動物なのでしょうか。
金の屏風もセットでお届けします。届いたらすぐに飾っていただけます!
おそらくフェリシモのマスコット史上、最も複雑な作りに挑戦しました!
前足は犬・後ろ足は猿なので、足裏が異なります。ぜひ裏返してご覧ください!
付属のボールチェーンでバッグに付けて、お出かけ先のお守りにもどうぞ。
今こそ!浮世絵の楽しさを!
江戸時代、辛いことの多い世の中「憂き世」だけど、うきうき浮かれて楽しく暮らしを謳歌しよう!と「浮世」の字が当てられたと言われる「浮世絵」。その面白さにぜひご注目ください。
浮世絵で描かれた「十二支が全部合体した不思議な生き物」に会えるチャンス!
※2022/7/20追記
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