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#21 どれだけ知っていてもわかりきらない、ナマモノとしての感情

人材育成コンサルになりたい、在宅ユースワーカーの福井です。

このチャンネルでは、新卒で教育系NPOに10年勤め、妻の単身赴任を機に5歳と2歳の子どもたちとの父子家庭生活をおくりながら、人材育成コンサルタントになるまでの、日々の仕事や日常での気づきについてお届けします。

さて今日は、「どれだけ知っていてもわかりきらない、ナマモノとしての感情」というテーマでお届けしていきます。


◯今週末は3人。サイゼリアに社会見学!

今週末は、祖父母宅にも行けず、妻も帰って来ずなので、3人で過ごす週末でございます。初日の土曜日は出かけるのかと思いきや、5歳兄が「いえでゆっくりがいいかな〜」との一言で、ゆったりとした初日となりました。

保育園のお友だちが「サイゼリア」に行ったことを聞きつけて、先週バザーの日に、友達家族といこう!ってことに勝手に子どもら同士で盛り上がっていたみたいで、まあでもさすがに急やから。ってことでなしになってしまったこともあり、息子の中ではメラメラとリベンジの思い入れがあったようです。

そんなわけで、夕方に3人で行くことにしました。
何で行く?ってところからスタートし、自転車かな〜って勝手に思っていたのですが、まさかの歩きがいい!ってことになり、1.3kmほどの距離をみんなで歩くことになりました。

歩くのっておもしろいので、それもいいな〜とは思っていたのですが、14kgの2歳児がお昼寝なし状態だったので、ほぼ歩けないこと前提なので迷いましたが、それも含めていい運動だな〜と心を入れ替えて歩いていくことに。

こういういい気候の時期に、夜にのんびり歩くの結構好きなんですよね。そういうのが家族でできるのってうれしいことなので、個人的にはやりたかったのですが、ちょっと寒すぎた感はありましたね。(笑)

◯息子が気になるところ

なんとかサイゼリアに着いて、入店。17時過ぎだったので、すんなり入れてひと安心。 子どもらはスパゲッティをそれぞれ注文。

待っている時に店内を見渡す5歳兄が気が付いたのが、トイレの案内板。フロアの見えやすいところに男女のトイレのマークがあって、時折バックライト的に光ったり消えたりするんですよね。「あれな〜に?」ってきいてくるので、なんやろうねーなんてことを考えながら見ておりました。

そのうちに息子が、「わかった、トイレに人がいたりいなかったりすると、ライトがついたりきえたりするんや!」って言っていて、すごいなーって思いながら、気になるところそこなんだ!って思いながら聴いておりました。

テーブルの上に、カトラリー(スプーンとかフォーク、ナイフ)が種類ごとに4段ぐらいに積み重なってケースに収納されている感じでした。

一方の端を支点にして、もう一方の端には小さな取手みらいなのがあって、つまんで引っ張り出すと支点に対して弧を描くように引き出されるようになっていて、省スペースで補充もこまめに不要で、衛生的でいいなーって思いながら見ていたんですが、それを見た息子が、かつてない動きを見せるケースに感動していました。

「す〜ごっ!そうなってるんか、なるほど」という風におっしゃってました!(笑)どこ気になってんねん。(笑)

無事にパスタも届き、ポップコーンシュリンプ?小さいエビフライみたいなやつにハマっておかわしつつ無事に完食。

楽しみにしていたので、どうだった?おいしかった?ってきくと、「いいお店だった」と一言。どういうところがよかった?ってきくと、「これとあれがよかった」と言って指さして教えてくれました。

「これ」はカトラリーケースです。(笑) そして、「あれ」というのは、トイレマークのバックライトシステムのことです。

レストラン行って、「どうだった?」って感想を聞かれて、料理の味ではなくオペレーションの良さを語る5歳児ってなんやねん。って思いながら、おもしろいなーって思っていました。

比較的気持ちは理解できるほうではあると思っていて、自分もそういうの嫌いじゃないので、我が子だな〜と感じる瞬間でもあります。

◯どれだけ知っても、わからないことってたくさんある

でもそれでも、そんなに感動しているとは思っていなくて、一番に出てくるのがそこなんだね!というのはきかないとわからないことでした。

「こういうの好きだろうな〜」というようなことの予想はある程度ついたとしても、結局のところ体験とか経験に対して、「そのときに・その人が・どう感じたのか」を捉えることで、その相手のことをより深く理解することができます。

人なので、出来事を前向きに捉えることもできれば、そうでないときもあります。 普段は比較的前向きに捉えようとしているけど、そのとき実際に尋ねてみると、「ネガティブ」な捉え方でその出来事を解職しようとしていたとしましょう。

「あれ、普段の◯◯さんだと、▼▼というふうに捉えるのかと思ったけど、、?」とかって聴いてみると、「実はさいきん、チームメンバーの●●さんがすごく頑張っていて、でも、自分はそこまで頑張れていなくて、、」みたいな、ちょっと自信を失っているさいきん、みたいな話が出てきたりします。

その時々で、人の気持ちってほんとに揺れやすいですし、ナマモノなんですよね。

普段通りの受け取り方をできるときもあれば、それができないときもある。

その相手の基本情報としてのあんまり変わらない部分は把握した上で、日々変わりゆく感情(ナマモノ)という2段設計で捉える必要があるんだと思います。

感情なので、どこまでいっても知りきれないというか、「リセットされて入れ替わる」という性質があります。

だからこそ、仕事する上でも一緒に生活していく上でも、常にそのナマモノとしての感覚的に捉えている、変わりやすい部分の変化を補足情報としてインプットし続けることが大事です。

それを知ろうとしてくれる人に対して、「ちゃんと自分を捉えようとしてくれる人」という安心感・信頼感みたいなものができあがっていくんだと思います。

信頼関係の土台として積み上げる部分って、実は期間としての長さよりも、そっちのほうが大きいんじゃないかなって思います。

取り扱い説明書と同じで、基本スペックについては十分理解するとともに、時間を過ごす中で変化する部分が常にあるので、2段設計でその人の情報をアップデートする意識・目をもてるようになると、コミュニケーションっていくらでもよいようにも、わるいようにも工夫ができるんだと思います。

そんなわけで今日は、「どれだけ知っていてもわかりきらない、ナマモノとしての感情」というテーマでお届けしました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
すてきな1日をお過ごしください!

では、また次回お会いしましょう!

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福井 邦晃/在宅主夫マネージャー
おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!