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#307 コミュニティの力(弱い紐帯)をうまく使って成長するために

最強会社員になりたい、在宅主夫マネージャーの福井です。

このチャンネルは、新卒で教育系NPOに10年勤め、妻の単身赴任を機に5歳と2歳の子どもたちとの父子家庭生活をおくりながら、子育てや人材育成、マネジメントにつながる気づきについてお届けしていきます。

さて今日は、「コミュニティの力(弱い紐帯)をうまく使って成長するために」というテーマでお届けします。


◯2024年、もう一つ新たに始まったこと!

2024年から新たにスタートしたことで、「週刊ユースワーク」というyoutubeやこのブログ、ラジオでの発信がスタートした話をしたのも大きかったのですが、もう一つ小さく始まったことがあります!

それが、「野外教育」という分野出身の同年代の会です!

「教育」の中でも、塾や習い事といったものではなく、自然体験とか冒険教育といういわゆる、教育や人間形成、青少年育成を自然の中で体験型の活動として提供する団体の出身者3人で結成されている会です。

◆ゴマちゃん

◆そっしー

僕が唯一の会社員という立ち位置で、他の2人は会社を立ち上げて社長さんです。

それぞれ、違う場所や地域で、違う団体で活動していたのですが、ふとしたきっかけで今年の6月くらいにオンラインで話そう!ってことになりまして、それから毎月1回、それぞれの近況報告を兼ねて情報交換をしたりしています。

◯コミュニティの力がますます重要になる

ちょうどその3人で、昨日はじめてオフラインで忘年会することになりました。

いつものオンラインもおもしろいんですが、やっぱりこうやって食事を囲みながらじっくり話せるのはほんとに楽しいですし、幸せなことです。

「近況報告」や「情報交換」ということもありますが、お互いにお互いの強みや経験から「どう思います?」みたいなコンサルし合うみたいな時間もあったりして、こうした「コミュニティ」の力ってこれからますます強くなっていきます。

普段はほんとにそれぞれが別の場所で活動していますし、自分なんかはそもそものつながりであった「野外教育」の業界にはいまはいません。(笑)

でもそうした、普段から頻繁に顔を合わせたり、協業したりするわけではないからこその良さみたいなことがあります。

◯「弱い紐帯」の力を生かしていく

社会学者のマーク・グラノヴェッター(Mark Granovetter)が提唱した理論で、「弱い紐帯の強み」という考え方があるんです。

一般的に、家族や親友など親密で頻繁に接触する関係のことを「強い紐帯(つながり)」って言います。一方で、知人や偶然の接触など頻繁に接触しない関係のことを「弱い紐帯(つながり)」って言います。

もちろん、家族や親友のような「強いつながり」は重要ですが、普段は頻繁に顔を合わせないような「弱いつながり」が、ときに重要な役割を果たすという考え方です。

1.情報の多様性

弱い紐帯だからこそ、ちがう場所でちがうインプットをそれぞれしているんですよね。いわば、いつもとちがう人たち同士のつながりなので、強い紐帯では得られない新しい情報や機会が得られることがあります。

2.社会的ネットワークの広がり

弱い紐帯を通じて、より広範な人々と間接的につながることができ、ネットワークが拡大します。そういう人たちが集まることで、ちがうコミュニティ間の「橋渡し」みたいなことも可能になります。
つながりがつながりを生む、みたいな話ですね。

3.強い紐帯との補完性

強い紐帯は、より身近で親身に支えてくれたり、信頼関係を通じたつながりを提供し、弱い紐帯はその信頼関係を超えた新しい可能性を探る場を提供します。

むちゃくちゃ昔ながらの例えでいうと、自宅で母親が与えてくれる安心感とたまに外の世界を見せてくれる父親みたいな、役割分担なんだろうと思います。

どちらがいい、というわけではなく、どちらもあったほうがいいし、どちらの環境もあることで相乗効果が高まるということだと思います。

◯弱い紐帯をつくって活用するためには

  • SNSなんかを通じて、まずは飛び込んでみる

  • 意識的にさまざまな人と接点を持ち、関係を維持する。

  • 知人や少し距離のある人とのつながりを大切にする。

とはいえ、勇気がいることです。しかも、行ったからと言って、それでつながりが絶対に生まれるわけでもないのが現実です。

経験上、同じように勇気を出してみんな集まっていて、少なからず不安を抱えながら勇気を出してきている人も少なくない印象です。逆にそのことが共感ポイントになると思うので、そう言う話題から話してみるのもいいかもしれません。

大切なことは継続してそういった場所に顔をだす。ということが大事だと思うので、「継続する」ということを目標に置き、期待しすぎない、という期待値コントロールをしておくのはいいかもしれません。


強い紐帯と弱い紐帯、どちらも大切にしながらお互いに刺激し合ったり高め合ったりすることができる関係ってすてきだなって思います。

少し勇気を出して、飛び出してみてはいかがでしょうか?いろんな可能性が広がるきっかけになるかもしれません。


そんなわけで今日は、「コミュニティの力(弱い紐帯)をうまく使って成長するために」というテーマでお届けしました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

すてきな1日をお過ごしください!

では、また次回お会いしましょう。

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福井 邦晃/在宅主夫マネージャー
おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!