秋の気配
先日、帰りが遅くなってしまったときのこと。
21時過ぎに都心を出て家路につきました。
最寄り駅についたのは22時も回ったころ。家までの道は住宅街になっており、広い空と水路が続いています。
少し前までは蝉の鳴き声を聞きながら帰っていましたが、ふと気が付くとその声は秋の虫たちの声に変っていました。
季節は進んでいくなあと思いながら、ふと空を見上げると曇った空の雲の切れ間から月が。
三日月でも半月でも満月でもありませんでしたが、少しだけかけた月が時が経っていくことを示しているようでなんともシチュエーションにあっていました。
頬をなでる風もまだ湿り気と暖かさをたくわえているものの、少しだけ涼しさを感じるもので心地よい。
残った夏はあと少し。
残りの夏をどう過ごうかと思案しながら歩く夜は1日の疲れを少しだけ癒してくれました。