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躁鬱ADHD 2ヶ月間の記録
お久しぶりです。
主にメンタルに関する記録としてnoteを始めましたが、実に2ヶ月ぶりの投稿となってしまいました。
なぜ間があいてしまったかといえば、それはもう躁鬱ADHDだから!の一言に尽きます。
でも必須タスクにしたら鬱が悪化するかもしれないので、このままの気楽さでいさせてください。
それでは、空白の2ヶ月をざっくり振り返っていきますね!
おさらい
まずは前回までのあらすじ的なのを。
理解力・判断力・集中力の大幅な低下に気づいて8月末にメンタルクリニックに駆け込んだところ、「双極性障害Ⅱ型(躁鬱)」「ADHD」さらに「ASD傾向もあり」と診断されました。
あれよあれよと9〜11月の休職に突入。
「躁鬱の薬は、鬱が悪化する可能性もあるから躁状態になってからにしましょう」とのことで、最初に出されたのは眠剤のみでした。
躁状態になった10月の半ばにようやく躁鬱の薬である「炭酸リチウム」を服用し始めましたが、あっという間に鬱転。
しかも、休職開始当初とは比にならないレベルの認知能力の低下が起こり、日常生活にも支障が出てきたため1週間で断薬。
そこからは再度、眠剤だけの生活に戻りました。
2ヶ月間で起こったこと
それでは本題です。
この2ヶ月間、どのように過ごしてきたかを振り返っていきます!
パニック発作
突然ですが、10月の診察で「パニック発作」と診断されました。
遡って7月頭、熱中症で倒れたことに端を発します。
その日は駅の事務室で1時間かけてキンキンに冷やされ自力で帰宅できたのですが、それ以降頻繁に動悸や酸欠に襲われるようになりました。
最初は熱中症が完治していないだけだと思っていたのですが、徐々に「メンタル要因っぽいな」と自覚しはじめ、10月になってようやくクリニックで相談したというわけです。
もっと早く相談してもよかったと思うのですが、あくまでもメインの困りごとは認知能力の低下だったことと、秋になれば治るかもしれないという期待も込めて先延ばしした結果でした。
「パニック障害」は、発作のほかに「予期不安」と「逃避行動」が繰り返しおこなわれる状態である、という条件があるそうです。
主治医からは、「リスペリドン」を頓服薬として出されました。
また、可能な限り薬を含む「物」に頼らない方がよいとのことで、腹式呼吸をマスターしてパニックを抑え込めるようになるよう指示を受けました。
パニック発作と診断されてから何度かリスペリドンに頼りましたが、夏よりは冬の方が圧倒的に発作の頻度が減り、現状かなり快方に向かっています。
来年の夏に再発しないことを祈るばかりです。
知能検査
主治医に勧められ、WAIS-IVという知能検査を受けました。
こういう試験は結構わくわくしちゃうタイプです。
1ヶ月ほど待って結果が送られてきました。
どんな結果かと心待ちにしていたのですが、実際のところ、これを読んで何を思えばよいのか、これを今後にどう活かしたらよいのかは謎。
ひとまず、全体を総合したIQ(全検査IQ)は悪い結果ではありませんでした。
WAIS-IVでは全検査IQとは別に、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4種のIQが出ます。
これによって特性を知るというものですが、わたしの場合「言語理解>>ワーキングメモリ>知覚推理>>処理速度」という結果でした。
わざわざ差が大きかった部分に不等号をふたつ付けてみましたが、ワーキングメモリーや処理速度が飛び抜けて低いのはADHDの特徴だそうです。
また、4種全体を見ても、言語理解が突出していたりと「差が大きい」こと自体、発達障害の傾向なのだとか。
…重ねて申し上げますが、この結果をもって今後にどう活かすべきかはまだよくわかっておらず、模索中です。
自立支援
もっと早く言ってくれればよかったのに!と思わなくもないのですが。
11月に入って主治医から、「今後もクリニックに通い続けるなら自立支援の申請をするとよい」と伝えられ、即座に申請を進めました。
特に難なくスルッと申請が通り、11月中旬から自立支援制度を活用しています。
(精神科に関わる病院や薬局での支払いが、3割負担から1割負担になります。また、収入によって1ヶ月あたりの上限額が定められており、上限額を上回る支払いは免除されます)
休職延長
noteを2ヶ月も放置しておきながら今更戻ってきたあたりでお察しかもしれませんが。
休職期間が3ヶ月延長となりました!
つまり、現在も引き続き休職中です。
正直なところ、11月下旬の時点で認知能力はかなり戻っている実感がありました。
家族や友人と話していても、ある程度思考が論理的に回転する感覚があったのです。
しかし、毎日定時までに起き、最低8時間は集中して働く、となるとこの調子を保てるかはわかりませんでした。
さらに言えば、仕事の一部を切り取って見てもかなり頭を使うし、そのうえ常に差し込み業務が入るような環境なので、それらを以前のように捌く自信はまだありませんでした。
主治医には、休職延長の診断とともに「リワークプログラムを見てみるとよい」とアドバイスをもらい、12月がスタートしました。
リワークプログラムの検討
さて。ここからは12月のお話。
「直近の出来事」になるので、章もわけました。
リワークプログラムとは、その名の通り職場復帰を支援してくれる制度です。
詳細については、知識も少ないため省きます。
本音
いきなりですが、ネガティブな本音から失礼します。
仕事はフルリモートなのに、毎朝仕事より早い時間に起きて通うのは嫌だ!
しかも、仕事なら稼げるのにリワークは一日通うごとにお金を吸われる!だったら仕事したい!
我が家は夫婦でフルリモートだから昼食も2人分作って節約できていたのに、リワークに通ったら昼食代もそれぞれかかるようになる!
リワークは夕方解散だけど、わたしのことだから、たぶん疲れて夜もどんどん自炊しなくなる!
3ヶ月間もそんなふうに平日の時間がリワークに奪われながら、稼げもしないのは嫌だ!
だけど。
決められたシングルタスクなら悠々とこなせる自分にとって、時間割が定められているのはありがたい。
ひとりでいたらいつまでも仕事復帰の自信がつかないかもしれないから、自信を得るきっかけになってくれるのもありがたい。
社会人として必要なスキルや、自分のメンタルの整え方を学びなおせるのもとてもありがたい。
…そう思い、まずは体験に行ってみることにしました。
体験
12月の1~2週目で3回の体験に行きました。
結果…グループワークではかなり学びがあった!
だけどテンポが絶望的に合わない。
時間割があって、休憩や再開のたびに号令がかかるのはすごく助かる!
だけどやっぱり仕事の日以上に早起きして支度して外に出なきゃならないのはしんどい。
何よりも残念だったのは、自習時間用に用意されたeラーニングのコンテンツ。
期待したものからは程遠いラインナップと内容でした。
また、この施設は自分のような「初対面からしばらくの間は優秀に見られがちなタイプの人間」には合わないとも感じました。
最低限礼儀正しくしているだけで「真面目」と言われてしまう。
気が散っている時間の方が圧倒的に多いけれど、理解や作業は早いので「優秀」と勘違いされる。
「最低限」の礼儀や集中だけではまわらなくなってきた頃には、足元に「これまでに余裕でこなしてきたこと」が積み上がっていて、他人からは「能力不足」ではなく「不真面目になった、やる気が足りない」とみなされる。
根拠となる部分が上手に言葉で表せないのですが、グループワークや個人面談を通して、「この施設で自分の特性が顕になるのは相当先だな」と感じました。
これが万が一わたしの見当違いだったとしても、残りの休職期間3ヶ月すべてを賭ける度胸はありません。
そんなわけで、つい先日、施設にはお断りの連絡を入れました。
リワークプログラムは挫折。
でも、ダラダラと家で過ごすためではありません。
「施設で過ごすのと同等の過ごし方を自宅で完璧に再現すれば、復職にも自信がつくよね!」と考えていたのです。
ということで、リワーク体験に行く傍ら自宅で努力したこととその結果を、次回の記事でお伝えします。
乞うご期待!(ダメそうな前振り