10月が終わる
よう~~~~~やく夏の名残が消えて、空気がしっかり秋めいてきた。
夜、机に向かっていると、足首と二の腕に寒気が湧き、両耳の後ろがキューっとなって、首肩がやたらと凝る。
ああ、秋だ、秋。
裏起毛のパーカーとモコモコ靴下、それからブランケットを用意して、部屋での寒さに備えなければ。
電気ストーブを出すのは、来週かな。
夏にバイトを始めてから、なんだかずっと体調がいい。
朝は決まった時間に起きられるし、8時間いっぱい立ち働いても帰り道ひと駅分歩く余力がある。
何か食べるたびにまとわりついてきていた眠気は鳴りを潜め、寝支度をしてベッドに入るまでは、普通に起きていられる。
仕事から帰ってきて、なお、さらに勉強や家事や好きなことをする気力と体力が残っている。
とどのつまり、苦しみに時間を奪われることが減ったのだ。
なんてことだろう。なんて健やかで、嬉しいことだろう。
一日がきちんと長く、正しく短い。
健やかで快適な時間を噛みしめている間に、日々が滑るように過ぎていく。
いつも、仕事を終えて帰宅するとすぐにごはんを食べて、洗い物をキッチンに持っていくついでにお風呂に入ってしまう。
お風呂上がりに髪を乾かし、お茶を淹れて部屋に戻ると、たいてい19時を少し回っている頃だ。
夜は、友達とzoomをつないで雑談したり、職場のひとと仕事上がりにごはんを食べに行く。
でも、基本的には自宅でひとり過ごしている。
本を読んだり、映画を観たり、勉強したり、ボーっとしたり。
自分用に整えた部屋で迎える夜は、静かで豊かだ。
暑い季節も快適に過ごせたけど、冬に向かう季節になるともっとグッと良くなっていく。
断熱や保温という意味ではやや心許ない設備だけれど、それを自分であれこれと補って、唯一無二の部屋が出来上がっている。
ソファーも、ひざ掛けも、マグカップも、デスク周りの小物も、ディフューザーの香りも、全部わたしがわたしのために設えた。
その空間に包れて過ごす、秋冬の長い夜。
何度でも思う。静かで、豊かだ。
で。
じつにまったく申し訳ないことだけど、その静かで豊かな日々を噛みしめるのに夢中で、noteを更新できなかった。
まあ、いわゆるその、言い訳です。
家計簿記事の続きは11月には更新するので、今しばらくお待ちください。
たくさんのハートをありがとうございます。
今夜のお茶は友達からもらった台湾烏龍茶。花のような甘い香りがしてちょっとクセがあるけど、とても美味しい。
自分のために整えた部屋に、友人が贈ってくれたお茶の香りが広がる。
このあと歯磨きをしたら、昨日出したばかりの毛布(冬用かけ布団はもっと前に出してあります)をしっかりかぶって、ぬくぬく寝ます。
皆様もどうか、暖かくしてお過ごしください。
では、また。
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