文学フリマ大阪12に出店して、振り返り。
先日、大阪で開催された文学フリマに、私の主宰するオンラインサロンのメンバー3人で出店してきました。
メンバーの一人は、今年の1月に京都で開催された文学フリマに遊びにきてくれた石田明子さん。石田さんは、大阪在住の編集者&ライター&デザイナーで、1月には買う側だった彼女が、8ヶ月後には自分のZINEを完成させ出店する側になっているのだから、本当にすごい。
もう一人は、広島在住のライター&イラストレーター・北裕実さん。
それで初出店者となった石田さんが言っていて印象的だったのが、「届けるための準備も必要なんですね」ということ。
ZINEを作るって、それ自体大層なことなので、本当に四苦八苦して何とか完成させるのだけど、次はそれを読者に届けなければいけない。
届けるために作ったのだから、書いて終わりではない。
書いたものを届けるために、まず知ってもらい、会場に足を運んでもらい、興味を持ってもらい、お金を出してもらい、そうしてやっと読んでもらうことができる。
ネットの記事だと、通りすがりの人がサラッと読んでいくこともあるかもしれない。けれど、ZINEを手に取ってもらうには、ZINEがある場所まで足を運んでもらい、お金まで出してもらって、そこでようやく読んでもらえるものなので、やはりネットで届ける文章とは少し違う。
だからこそ、誰かの手に届いたときの喜びも大きい。
私は数えてみると今回が通算5回目の出店だったけれど、初めて文学フリマに出店したときは、本当に不安だった。
私のブースに誰か来てくれるのだろうか?ZINEは売れるのだろうか?
売れなかったら、悲しいし、落ち込むし、自尊心も傷つけられる。
でも、初出店で私がラッキーだったのは、もう何度も出店しているライターの友だちと一緒に参加したことだった。
すでに何度も出ている友だちは、どんな風に告知をしていったらいいか、ブースをどう飾り付けたらいいかよく知っているので、私もその真似をさせてもらったし、その友だちの知り合いがたくさんブースに遊びにきてくれて、ついでに私のZINEも購入してもらったりした。
まぁ、友だちにうまいこと便乗させてもらい、何とか売れたのだった。
なんか、全然私の実力じゃないとは思ったけど、いいのだ。届けば、なんでも。
読者に届けることが目的なのだから。
私だってうっかり買って、すごく気に入ったものに出会えたということは時々ある。
先日の文学フリマ大阪も、サロンメンバーの知り合いや、メンバーの告知を見て知りました!という人がブースに来てくれて、ついでに私のZINEを買ってくれるということがよくあった。ありがたい。
一人で不安なら、誰かに便乗してしまえばいいのだ。先行く先輩がいろいろ教えてくれる。
便乗するって、あまりいい印象がなかったけど、最近は「まぁ、いいよね」と思うようになった。むしろ、ありがたいことだと。
さて、次は来年の1月、京都での文学フリマに出店します。
ZINEを作りたいという人は、また来月オンラインサロンの募集が始まるので、ZINE部でお待ちしています!
文学フリマで販売したZINEは下記のオンラインショップからも購入していただけます!
オンラインショップで購入していただいた方には、当日、配布していた限定コラム「私の人生三大しあわせな日」も一緒にお送りします(※数に限りあり)。
この機会にぜひ!
メンバーの振り返りnoteもぜひ!