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書けるようになりたいなら、「書く筋肉」を鍛えればいい。
私が主宰する「京都ライター塾」は、「書くを仕事にする」がコンセプトです。基本は、私がこれまでしてきたインタビューのできる「(商業)ライター」になることを目指しています。
ですが、書く仕事はなにも商業ライターだけではないので、卒業後にブックライターやコラムニスト、会社の広報担当を目指すのもありだと思っています。
そうしたあらゆる「書く仕事」の、基礎の基礎となる技術を「京都ライター塾」では伝えたいと私は思っています。
ブックライターやコラムニストなど、どちらも「書く技術」を必要としますが、最終的にどんなアウトプットになるかで、同じ「書く」でも、使う筋肉が違うんじゃないかなと考えています。
たとえば、商業ライターとして記事を書く場合は、第三者として、黒子として記事を書く場合がほとんどです。
客観的に一歩引いた目線で書く。
一方で、コラムやエッセイなどは、客観的に書いてあったらつまらない。思いきり書く人の主張が入っている、主観や思いが書いてある方が魅力的で面白い読み物になっていると私は考えています。
私は長く商業ライターとして文章を書いてきたので、客観的に書くのは得意です。が、主観を交えた原稿を書く機会は少なかったので、初めてそうした依頼があったときは、全く書き方が分からなくて、本当に大変でした。
商業ライターの原稿1,000文字なら1時間で書けるのに、エッセイ原稿は3日かけても書けない。やっと書けたとしても書き直し。そして悔しくて泣きながら書き直す…みたいなことを続けてきて分かったのが、客観的に書くのと、主観的に書くのでは、同じ「書く」でも使う筋肉が全く違うということでした。
たとえば、右利きの人が右手に鉛筆を持ってスラスラ文字を書けたとしても、左手に持ち替えたら、とたんに書けない。書けてもミミズが這ったような文字になるみたいな感覚。
同じ「書く」でも、ジャンルによって全く違うんだな、だから私は書けないんだなと気付きました。
左手だから書けないのなら、練習して左手でも書けるようになればいいわけです。
と、前置きが長くなりましたが、今期で4回目となる「京都ライター塾」のアドバンスコース。元々は卒業生向けにやっていたのですが、最近は書いた経験のある人にも参加してもらっています。
アドバンスコースは実践がメイン。毎回課題があって、受講生にはいろいろな原稿を書いてもらいます。その中の1つ、客観的・主観的に書く、その両方の筋肉を鍛えてほしくて、「エッセイの書き方講座」を盛り込んでいます。
とはいえ、私は商業ライターとしての書き方は伝えられるけど、エッセイに関してはまだ教えられるレベルじゃないと思っているので、毎回この講座には、友だちの小説家で、理系ライターの寒竹泉美さんに来てもらっています(というか、私が寒竹さんの講座を受けたくて、盛り込んでいる)。
私自身、寒竹さんの講座を受けるのは、今回でトータル5回目くらい。エッセイが書けるようになっている実感はあまりないけれど、この度、寒竹さんに「前よりちゃんと成長してる」と言ってもらって、続けてきて良かったなぁと思ったのでした。
これからもコツコツと書く筋肉を鍛えよう。才能でもセンスでもない、トレーニングでたどり着ける場所があるというのは希望。
それで筋トレをしよう!と思い立ったあなたへ。
何を書きたいかによって、鍛える筋肉も違うので、それがどこか分かった上で鍛えると、より速く自分の書きたい文章が書けるようになるんじゃないかなと思います。
どこの筋肉を鍛えたらいいのか分からない、筋トレ方法って何があるの?という人は、ぜひ来月のワンデイレッスンにいらしてくださいー!
チケットはいったん完売してますが、一緒にワンデイレッスンをするライターのなつみとさんが増席の準備をしてくれています。
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※この記事は、過去に配信したメルマガを元に編集、投稿しています。
書くことを仕事にしたい人は、こちらの記事もぜひ参考に!
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