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書くを仕事にしたい人へ

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ライター歴18年、京都ライター塾を主宰する江角悠子が「書くことを仕事にしたい人のために、ヒントとなるようなコラムを発信しています!
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記事一覧

人生は種まき(2)

人生は種まき(1)の続き。 この記事で、種はまいてみないと、芽が出るかどうか分からない。だから、とにかくまいてみてほしい、ということを書いた。 そして、この話で一番大事なのがここから。種をまくには、そもそも種を見つけなければいけない。 自分の中にある「やりたい」という思い(種)に気づくこと。やりたいことができないという人は、そもそも種まきができていないのだけど、その前に、自分が何をやりたいかも分かっていない場合があったりする。 そこが分からないと、種もまけないし、芽

人生は種まき(1)

自分のやりたいことが出てきたとき、私はよく種まきをしておきます。「やりたいこと」が、まだほんの小さな種のときに、さっさとまいておくのです。 一番簡単にできるまく方法はまず、誰かに話すこと。そして「やりたいこと」の種は、大それたことではなくていい。 あのカフェに行きたいんだよね~とか。 あの本読みたいんだよね~とか。 そういう簡単なこと。 どんなに自分の頭の中で妄想していても、言葉にしなければ自分でも気づけないし、ましてや他人が気づくわけもない。なので、とにかく種をまく

インタビューができるようになったら、実現すること。

ライターは、どんな風にインタビューをしているの?インタビューって、どうやってやったらいいの?といったことを実際に体験してもらう「インタビュー体験講座〜取材ができるライターになろう〜」がこの週末に終了しました。 講座の内容は、 と、講義の他にインタビューを2回もやってもらうという、なかなかに盛りだくさんの内容となりました。 講座を始める前に、皆さんに「インタビューができるようになったら、どんな未来が待っていると思いますか?」という質問をしてみました。 すると、こんな答え

勝手に書けばいい。

\2025年1月スタート!/ 第11期 京都ライター塾、11/23から受付開始します! 詳細はこちらから! 京都ライター塾をしていると、特に多い相談が「どうやったらライターになれますか」と「どうやったら仕事がもらえますか」だ。 どうやったら書く仕事を依頼してもらえるか。これについては下記noteに詳しく書いているので、興味ある方はぜひ! 次に、どうやったらライターになれるか?という質問に関しては、今日から「私はライターです」と名乗ればなれると、私はいつも言っている。だ

エッセイストになるために必要なこと。

書いて働きたい人のための講座「京都ライター塾」を2020年から主宰している。そうすると、いろんな「書きたい人」のお悩みを聞くことになる。 いろいろ相談にのっていると、やはりライターになって、ゆくゆくはエッセイストを目指したいという人が一定数いる。noteを書いている人の中にもそういう人は多いかもしれない。 私はフリーライターを18年しているけれど、エッセイの仕事はそれほど多くはない。なので、エッセイストと肩書きに入れていたけど、最近はもう書くのをやめようかなぁと思って、T

表で言えない、書いて稼ぐホントのところ【書くことから始まる仕事100選】

と思って、フリーライターになった江角悠子です。 京都で活動をはじめて、フリーライター歴は今年で18年。ライターとして長年働いてきて、気が付いたことがありました。 書くことを生かせる仕事は、マジで多岐にわたっている! 私はずっと「ライターになったのだから、原稿料で稼がねば」「ライター業一本で生計を立てなければ」と、思っていました。そう思っていたので原稿料だけで稼げなくなったとき、本当に終わった…と思いました。 どうしても原稿料だけでは思ったように稼げなくなり、いったんは

¥2,500

好きなことだけして、稼いでいくにはどうすべきか。

私のちょうど10歳年下で、若いときから活躍をされていて、いいなぁ、羨ましいなぁと注目していた方、編集プロダクション「プレスラボ」代表取締役の池田園子さん。 大人気Webメディア「DRESS」の編集長をされていたり、自身の著書を出されていたり、今は社長さんなんて、本当に憧れの対象なのですが。 なんと、私のメルマガを読んでくださっているのです(すごいでしょう) TwitterやFacebookなど、オンラインでのやり取りは数年前からあったのですが、今年初めて対面でお会いしま

文章上達のための近道とは?

昨日は、久しぶりのダンスレッスンでした(ヒップホップダンスを習っています)。 この7月からは、弟が主宰する「ディレクリエイティブ」という塾にも通いはじめて、それまでダンスレッスンに毎週行っていたのが、2週間に一度しかいけなくなってしまい、だいぶ久々(いくつ習い事をしているのか)。 毎週レッスンに行っていたのが、2週間に一度になると、振付の忘れ具合も相当酷くて、もういっそ行きたくなくなる。 みんなより確実に遅れを取っているだろうし、何よりダメな自分を見たくない。下手な自分

あなたの書いたものが「正解」。

この夏から、ファッションデザイナーである弟・江角泰俊(EZUMi)が始めた「ディレクリエイティブ講座」を受講しています。 (えずみの名前を知らない人も多いと思いますが、弟は今のJAL新制服をデザインした実績も持っていたりする)。 ディレクリエイティブとは、ディレクションとクリエイティブを組み合わせた弟の造語。 弟はロンドンにある芸術大学の中でも、著名なデザイナーを輩出しているセントラル・セント・マーチンズ大学を卒業しているのですが、そこで学んだ、日本にはまだない技法を伝

小さな実績が、次のチャンスを連れてくる。

先日、文学フリマ大阪に一緒に出店したオンラインサロンのメンバー・北裕実さん。 北さんは、ライター&イラストレーターをされていて、この春には東広島のカフェで個展を開催しました。そして来月にはまた広島の無印良品のお店で個展をされるとか! 人気店の無印でイラストの個展ができるなんてスゴイ!と話を聞くと、春にカフェで一度個展を開いていたことが実績となって、無印でもできることになったとか。 北さんとしては、春の個展開催は「反省点もいっぱいあった」とのことだったけど、一度個展をして

書けるようになりたいなら、「書く筋肉」を鍛えればいい。

私が主宰する「京都ライター塾」は、「書くを仕事にする」がコンセプトです。基本は、私がこれまでしてきたインタビューのできる「(商業)ライター」になることを目指しています。 ですが、書く仕事はなにも商業ライターだけではないので、卒業後にブックライターやコラムニスト、会社の広報担当を目指すのもありだと思っています。 そうしたあらゆる「書く仕事」の、基礎の基礎となる技術を「京都ライター塾」では伝えたいと私は思っています。 ブックライターやコラムニストなど、どちらも「書く技術」を

私の文章力でライターをやっていけるのかという不安。

来月東京でする、ライターに興味がある人のためのワンデイレッスンが残1席となりました(満席となったあとはキャンセル待ちとなります)。 ようやくワンデイレッスンに参加してくれる方への特典が決まったので、お知らせです。 ワンデイレッスンに参加してくれた方限定で、無料の「個別ライター診断セミナー」をすることにしました! 書くを仕事に!をコンセプトにした「京都ライター塾」を主宰するようになって、書くことやライター仕事に興味があるという方の相談にたくさんのるようになりました。 そ

【文章お悩み相談】書きたいのに書けない理由は?

私が主宰するオンラインサロン「京都くらしの編集室」で「書評コラムを書こう」という勉強会をしました。 過去にした勉強会の中で、もう一度やってもらいたいのは?と投票してもらって一番人気だった勉強会です。 書評には何を書けばいいのか、勉強会では、書く内容や手順などを伝えたのですが、最後にとてもいい質問があったので、メルマガでもシェアしたいと思います。 北さんの「自分の感想が的をえてるか不安…」というのは、具体的には、こんな気持ちがあったんだと思います。 これは、私もそうだっ

ライターになったその後のこと、考えてますか?

「書くことを仕事にしたい」と考える人はたくさんいても、いざ書くことを仕事にした「あとのこと」を考えている人は少ないように思います。 私もそうでしたが。 ライターになる前は、憧れのライターになりさえすれば、私は幸せになれると思っていたし、それで目標達成!ゴールして終わり…と思っていました。 が、実際はそうでもなく、ライターになるにはなったけど、どうやって稼げばいいのか、どうやってクライアントさんと良好な関係を築けばいいのか、ライターになったあとも試行錯誤は続くのです。