2024/2/26雇用の拡大と人手不足についての私見
売り手市場、買い手市場と言えば、学生の就職についてのパワーバランスを表す言葉として用いられる。
私の先輩たちは売り手市場、私の後輩たちも売り手市場。
私の世代は買い手市場。
え?
なぜ?
そんな運命を呪おうが、不公平だ!と声高に叫んだところで、私に濡れ手に粟の就職先が降って来る訳でもなく、さりとて私に起業するような才覚もなければ、誰でも欲しがる有能な人物でもないので、さて困った。
あれから何十年。
就業率、失業率が問題になり政治が関与したり、外国人労働者が増えたりして今ではコンビニでは外国人の店員が様々な支払方法や、コンビニ受け取りの荷物など複雑な業務をこなし、回転寿司のお店では外国人の調理人が作った寿司を外国人観光客が喜んで食べると言う何ともカオスな時代となりました。
新しい半導体の工場ができる場所には、地元に多くの雇用を生み、その工場を取り巻くように地価が上がり、住宅やコンビニ、外食チェーン、大手スーパーができ、そこでも雇用が生まれるものの、どんな業界も「人手不足」と言う。人手不足は人件費の高騰、有能な人材の奪い合い。
つまりは大した人材でもないのに高い給料で雇わなくてはならないと言うスパイラルが発生する。
行政を中心に雇用促進を課題として取り組み続けるが、今騒いだところでどうにもならない。人口を増やし、高い教育を受けさせるなど、国民の育成からだろう。
定年年齢の引き上げ、年金受給年齢の引き延ばし、失業保険制度の見直し、課題は山積みだ。
裏金問題では、納税は各議員の判断に任せると言う政府からの発表もあったが、議員以外の国民には任せてくれない。爪に火を点す生活は上級国民の雇用安定のためではないと私は思う。