大興奮の千秋楽 藤田真央さん×ヤマカズさんwithモナコフィル 2024/06/01
4日前に引き続き、藤田真央さん×山田和樹さんwithモンテカルロフィル日本ツアーに行きました。
この日は最終日。盛り上がるだろうなあ・・・と、お初のみなとみらいホールへ。前回と異なるフランスプログラムなので、またまた楽しみ。
リラックスのプレトーク
15分前にふらっと出てきたのが藤田真央さん。今回は本番衣装でした。
名古屋でも最初に出たらしいですが、「ヤマカズさんって若々しいんですね」と勘違いされたとか。その後ヤマカズさんも登場して、リラックスムードでのお話。真央さんが横浜ベイスターズファン(ヤマカズさんは中日)だということだったり、観客みんなでウェーブしたり。会場全体ワクワクです。
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
最初のフルートが美しい。
オケのソロパート、聴いていてなぜか緊張します。「外さないで~」と祈る気持ちになります。もちろんOKでした。
ドビュッシー、今練習中なのですが、絵が浮かんできます。
4日前の雄大な演奏と全く違う。最初からうっとりしました。
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
&ショパンプレリュード7番&16番
真央さんのラヴェルを聴くのはお初。
亀井さんは聴いたことがありましたし、先日は萩原さんのを聴きました。
あと、ピティナ特級のファイナルなど、若手の方のを聴いてきました。
どちらかというと、エネルギッシュかつキラキラ輝く演奏が多いです。
真央さんのラヴェルは、これまで聴いていたものとひと味違いました。ひとつひとつの音が大切にされていて、かつ柔らかい。そして、雄大になったかと思うと、他の楽器が主になるところではさっと黒子になってバトントス。真央さんのエッセイに書かれていることは、こういうことなんだなと納得。上手いです。熟練のラヴェルだったという印象。ネットの評によると、初演だった数日前はちょっとぎこちないところがあったようでしたが、この日は全くそんなことはなく、オケとともに真央さんの世界を創り上げていました。
アンコールは、ショパンプレリュード7番(太田胃散)と16番
16番が始まった時は涙が出そうでした。ここで、真央さんのショパンプレリュードが聴けるとは!素晴らしい👏👏👏
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
&ビゼー:アルルの女
藤田真央さん、客席に移動。お近くの方はびっくりされたことでしょう。
オルガニストの室住素子さん登場。パイプオルガンは指揮が見えないのでどうするのか?と思っていたら、指揮者を映したモニターが設置されていました。
この曲は安藤美姫さんが2008FSに使っていて知りました。シーズン当初ジゼルだったのですが、中野友加里さんと被ってしまったので変更。
GPFで4回転サルコー跳んでいました。凄い演技です。
この曲は雄大!世界は広い!と思ってしまいます。
オケ全体で奏でる音、ピアノも2手→4手と入ってくるし、オルガンがドーンとド迫力。身体全体に響きました。
瞬きするのを忘れるくらい惹きつけられました。
アンコールは2曲。
1曲目はアシスタントコンダクターの岡本陸さんが指揮。シュレーカー:舞踏曲「ロココ」より第3曲マドリガル。岡本さんのレポによると、いきなりで初めてだったそうです!長身の岡本さんの長い手を使った指揮、エレガントでした。
岡本さんの日本ツアーレポート、面白いです!
2曲目はビゼーのアルルの女。4日前と同じです。
いよいよこれが日本最後の演奏!大盛り上がりです。
ヤマカズさんは途中いなくなり、太鼓の方が前に出てきました。
観客も手拍子で参加。
たのしーーーーー♪♪♪
会場スタンディングオベーション!
そして、カーテンコールが終わっても、多くのお客さんが帰りません。拍手が続きます。オケの皆さんも大盛り上がりで、やりきった感じ。ヤマカズさんも再度登場。
みんなで創り上げた舞台でした。
岡本さんレポによると、みなさんツアー中に本当に仲良くなっていた模様。その様子が手に取るように感じられました。
大成功のツアーだったのではないでしょうか。
さて、こういうツアーが終わると、何だか寂しいですね。
藤田真央さんは12月にサントリーでリサイタルありとのこと。チケット取れるかなあ・・・・。