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ばね指その後 腱鞘が生き返ってきた




やはり再発


昨年秋に発症した左手親指のばね指。
整形外科にて超音波治療をしましたが、回復せず、年末にステロイド注射をされてしまいました。

これですっかり症状はなくなり、再発の不安はありつつも、過ごしていました。ピアノの練習も2月の発表会に向けて集中。

すると、2月中旬にまたあの関節の引っかかりを少し感じるようになりました。しかし、発表会まではそのまま頑張るしかありません。Youtubeやサイトで収集したマッサージやストレッチなどでごまかしながら、2月下旬の発表会を乗り切りました。

最後の砦を確保

整形外科に行くと、注射→手術 コースしかありません。たった2ヶ月での再発を考えると、このまま数回注射して手術か・・・・。手術は安全とは言われていますが、繊細な箇所なので、ピアノのことを考えると、なるべくメスは入れたくありません。

そこで、手術は最後の砦として、クリニックを探しておきました。勝間和代さんの動画で紹介されているクリニック。保険診療ではないそうですが、指の手術を多くされている先生。音楽家の方も患者さんに多いらしい。いろいろやってみてダメだったら、最終的にはここにしようと思いました。最後の砦を設定すると、安心するものです。

筋膜リリース

できるだけ早く治したい!と思い、まず施術を受けたのが筋膜リリース。高額な施術でしたが、Youtubeでのアドバイスがよかったのと、「数回で治る」との触れ込みだったので、こちらにしてみました。

東洋医学の考え方は、指だけでなく、全身を整えるというもの。なので、指だけでなく全身に対して施術が行われます。筋膜リリース、痛かった!一回目は思わず「痛い~」と声をあげてしまうくらい。でもこれで治るのなら・・・と耐えました。そして、1回目の施術でほんの少し改善したような気がしました。

しかし、その後数回続けたのですが、指の改善はみられませんでした。ただ、その間に肋骨にヒビが入る事件があり、そちらには効いたようで、「痛みがすーっとなくなる」という副次的効果がありました。

しかし、肝心の指は治らない。それどころか、症状は悪化。手術しかないか・・・と落ち込みつつも、次を考えることにしました。

鍼灸

筋膜リリースがダメだったら、鍼かオステオパシーにしようと考えていました。友人知人からのアドバイスやYoutubeでの情報が役に立ちました。
鍼は以前何度か施術を受けた経験があったのと、担当の美容師さんが指の使いすぎで「へバーデン結節」になったとき鍼で治したという話を聞いていたことで、気になっており、まずはこちらから試してみることにしました。

筋膜リリースの施術でわかったことは、「指の治療において全身を整えることは大切。しかし、施術をする人が指の治療に長けていることが必要」ということです。筋膜リリースも効果があると思います。ただ、担当してくださった方はばね指に関する施術経験が多くなさそうでした。

「鍼 ばね指」でネットを検索。施術の症例が多いと思われる治療院を見つけました。
そちらでも、全身を整えるという考え方は同じです。全身に鍼、お灸、マッサージを行います。ただ、ばね指(含むピアノ奏者)の症例が多く、指や手に対する施術もかなりしっかりやってくれます。また、一回目に「治りますよ」と明言してくれたのが有り難かったです。

鍼灸は保険診療ではないものの、医療費控除の対象です。そして、安価ではありませんが、前述の筋膜リリースがエステと同じくらい高額だったので、リーズナブルな印象です。

生活全般におけるアドバイス(お風呂等で手をしっかり温める、姿勢を正す等)と「『治る』と信じること」「指のことを常に気にしたりしないこと」という指示があり、その通りに過ごしました。ちなみに、ピアノは通常どおり練習(日によりますが、1日1~2時間)。

治る力が引き出された

週1のペースで施術を受けましたが、1ヶ月経ってもあまり変化がありません。ばね指、なんと厄介なのでしょうか・・・・。直接のトリガーがピスタチオの剥きすぎだったので、「あんなことしなければよかった・・😢」と後悔。しかし、「治りますよ」という先生の言葉を信じて、そんなものかなあ・・・と。前述の美容師さんも、「7-8回はかかる」と言っていました。

6回目の施術後、何日か経ったある日のこと。

あれ?指がカクカクいわない

引っかかりが軽くなっています(「そういう風に治るよ」と鍼の先生に言われていました)。昨年末にステロイド注射した後みたいな感じ。もしや、よくなる?
どうやら、もう働かなくなったと思っていた私の腱鞘が生き返ったようです。

鍼灸というのは、「治す」のではなく、「治る力を引き出す」ものだそうです。まさにそれが起こっているのだと思います。

まだ完治ではないのと、ばね指を庇っていて関節に負担がかかり痛みが残っているため、あと4-5回続け、その後は少し間隔を開けて様子をみていこうかと考えています。

日常生活でも不自由を感じていましたし、ピアノを弾いていても時々ひっかかったりしていて「このまま弾いていてよいものか?」と不安だったため、回復してきて、まずはほっとしています。

これがうまくいったら、手にメスを入れなくてよいのではないかと期待しています。






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