見出し画像

IPOのメリット・デメリット

IPO(株式上場)は起業をしたなら一度は考える大きな夢の一つではないでしょうか?

でも、IPOのこと「どうやるの?」「必要条件は?」「IPOした後は?」などあまりよく知らないというのが現実ではないでしょうか?

このnoteでは、なんとなくだけどIPOを目指してみたいと思っている企業家(起業家)のために、IPOのことをできるだけわかりやすく解説していくとともに、Q&A的な感じで、頂いた質問に対してもどんどん答えていく双方向の場にしていければと思っています!

さて、では今回は「IPOのメリット・デメリット」を解説していきたいと思います。このテーマについては「会社の視点」、「起業家(オーナー)の視点」、「従業員の視点」の3者の視点から考える必要があります。

そんなわけで、1回で全てを解説しようとすると量が多くなりすぎてしまうので、3回に分けて解説していきます!

今回は「会社の視点」から見たメリット・デメリットについて。

メリットとしては、資金調達力の増大、PR効果、社会的信用の増大、採用力の向上、社内管理体制の充実、ガバナンスの強化などが挙げられます。

一方のデメリットとしては、企業情報の公開、経理事務の増大、株式事務の増大と株主総会準備、敵対的買収対策、株価維持、インサイダー取引規制、外部から経営陣への加入などが挙げられると思います

これらメリット・デメリットは場合によってはそれぞれ逆の影響を及ぼすこともあります。例えば、資金調達力が増大するということはメリットですが、デメリットとしては無駄な投資をしてしまうリスクにもなります。採用力が強化されるという考え方もありますが、今まで競合とみなされなかった他の上場企業が競合となり、待遇面で比較されやすくなるというデメリットもあります。

反対にデメリットとして挙げた企業情報の公開はガラス張りの経営を行えるようになるというメリットもあります。株価維持も視野が狭くなり、自由な発想、スピード勝負の経営が難しくなるというデメリットがありますが、長期的に考えた安定的な企業価値の発展というメリットもあります。

「メリットもデメリットあるなら考えても無駄じゃん!」

そうではなく、「今後どんなリスクがあるのかを知った上で判断をする」ということが非常に重要になります。

IPOをするということは大きな社会的責任を背負うことになります。これを負担だと思うのであればIPOはするべきではないでしょう。でも、これを社会からの期待だと感じ、前向きに背負っていきたいと思うのであれば、IPOを目指すべきです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?