幸せを目指すという矛盾を理解しよう
この週末は多くのお店が新型コロナウイルスの拡散を防ぐために営業を自粛し、臨時休業という形を取っていました。
僕も「感染しない、感染させない」を心掛け、家に籠っていましたが、ふと本が読みたくなったので本屋さんにだけ行こうと思い外に出てみましたが、本屋さんはどこも休業していました。
本屋さんに出かけてみようと思って気づいたのは、本屋さんはだいたい大きな商業施設の中に入っているということでした。皆さんは気づいてました??
駅ビルや百貨店の中の、だいたい一番上のレストラン街の一つ下の階に書店はあります。これはどういう意味なのかな?
下から順に服を見ていって、雑貨を見て、本を見て、レストランで休憩を取ってということなのかな?
そう考えると、駅ビルや百貨店の階ごとの展開ってどこも同じですよね。
1回が化粧品やアクセサリー等の雑貨、2階~4階くらいまでがレーディスファッション、5階にメンズで、6階に時計やメガネと一緒に本屋があって、7階8階にレストラン。
だいたいこんな感じですよね。
これって誰が決めたのかな?
どこが最初にこの形を始めたんだろう。
もし誰か知っている人がいたら教えてください。
さて、だいぶ前置きが長くなったのですが、今日のテーマは幸せについて。
急に話が飛んだように感じるかもしれませんが、やっぱりこういうコロナウイルスによって日本だけじゃなく、世界中が危険にさらされている時にこそ、ちゃんと幸せについて考えておくべきじゃないかと思います。
幸せになるというのはそもそもどういうことか。
好きなものが何でも手に入るくらいお金を持っている。
誰もが羨む有名企業に勤め、最高の環境で仕事ができている。
マイホームを持ち、大好きな家族、そしてペットと一緒に温かい暮らしを送っている。
どれもとても幸せそうですね!
もう少し目線を足元に向けて考えてみると、
五体満足、健康に毎日を過ごせている。
衣食住に困ることなく、一般的な生活を送れている。
定職に就き、休みの日は趣味の時間を確保できている。
こちらも幸せですね。
こちらはどちらかと言えば、不幸ではない幸せといった感じでしょうか。
では、こちらはどうでしょうか?
夢を追いかけて毎日悪戦苦闘しながらも前向きに生きている。
時間を忘れるくらい没頭できる大好きな仕事に就き、寝る間も惜しんで仕事をしている。
大好きな憧れの人と付き合うために、相手の好きなことを調べてデートに誘おうとしている。
これは、まだ何かを手にしたわけではないけど、それを追いかけている状態ですね。
これもとても幸せそうです。
何が言いたいかというと、幸せには様々な形があるということです。
その時の自分の心境一つで幸せと感じるかどうかは変わる可能性を持っているということです。
安定は言い換えればマンネリになります。現状満足は向上心欠如、挑戦は不足や不安定になります。
幸せを求めようとすると、今を幸せと感じなくなり、新しい幸せな状態を探そうとしてしまいます。
不倫が良い例でしょう。
せっかく大好きな人と巡り合い、結ばれ、結婚をしたのに、その関係をマンネリと捉え、新たな刺激的な関係を求めてしまう。
新たな幸せ、さらなる幸せを求めることを否定しているわけではありません。
ただ、幸せを求めることとは、矛盾を含んでいる行為だということを理解しておくことが重要だということです。
安定していれば不安定になってみたくなるし、不安定な状態なら安定したいと思うようになる。
自分の人生において何を最も大切にして生きたいか?
これを明確にしておくことで、自分が幸せかどうか迷った時に正しい判断ができる可能性が高まると思います。
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