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豆知識/「高麗人参」について



〈目次〉
1.高麗人参とは
2.二千年以上も世界中で珍重されてきた和漢の王様
3. 高麗人参を好んだ偉人たち


1.高麗人参とは
高麗人参(学名:Panax ginseng C.A. Meyer)は、日本ではオタネニンジンや朝鮮人参とも呼ばれる、ウコギ科の多年生植物です。

高麗人参(朝鮮人参)の健康成分「ジンセノサイド」は、「花と実」の部分よりも、「根」の部分にバランス良く含まれています。


■花と実

花は3年目から咲きはじめて、毎年5月中旬から下旬に開花し、採種は4年目から行います。初めは緑色ですが、次第に紅色を帯びていきます。また、果肉を除くと固い種子が出てきます。

■葉
葉っぱは双葉で、手のひらの形に似ているところから、掌葉と呼ばれます。

■葉柄
葉柄は、1年に1個ずつ増えるため、通常4年目は4個、6年目では6個の葉柄を持っています。

■幹
通常、1つの根に1つの幹ができます。

■根
根は、肥大な形で脳頭・胴体・足・尾からなります。脳頭と主根・支根がバランス良く発育すると、人の形に似た形状になります。


2.二千年以上も世界中で珍重されてきた和漢の王様



3.高麗人参を好んだ偉人たち
大航海時代には、高麗人参は海を渡り、フランスの思想家ルソーや、ロシアの文豪ゴーリキーをはじめ、歴史上の様々な著名人が常用したといわれています。

日本では、室町時代から輸入が始まりましたが、江戸時代には、健康マニアとしても知られている徳川家康が愛用したという話もあります。

高麗人参は、とりわけ徳川家と縁が深く、時代劇でもお馴染みの8代将軍の徳川吉宗が国内での栽培を広く奨励したことで、国産の高麗人参が出回るようになったというものや、「水戸黄門」徳川光圀が栽培に失敗したというエピソードが広く知られています。


■徳川 家康(江戸幕府の創設者)
健康マニアとしても知られている家康は、高麗人参を健康づくりに活用していたといわれる。

■徳川 吉宗(徳川家の八代将軍)
幕府再建に精力的に取り組んだ吉宗は、日本各地に高麗人参の栽培を広めた。

■黒田 官兵衛(希代の天才軍師)
政治工作に長け、豊臣秀吉を支えた武将。引退後は高麗人参の研究に知力を注いだ。

■ルソー(近代教育学の祖)
『社会契約論』で知られる思想家。ルソーの著作物に中に、高麗人参のことがあげられている。

■始皇帝(中国最初の皇帝)
中国最初の統一王朝を築いた始皇帝は、山に自生した高麗人参を常に探し求めた。


参照元: 「金氏高麗人参」Webサイト

以上

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