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新潟県/ 「へぎそば」について
〈目次〉
1.「へぎそば」とは
2.へぎそばの特徴
3.へぎそばの「へぎ」の由来
4.へぎそばの食べ方
1.「へぎそば」とは
へぎそばとは新潟県魚沼地方発祥の郷土料理で、布海苔(ふのり)という海藻が練り込まれた蕎麦のことです。文化庁の100年フードにも選ばれている名物で、江戸時代から食べられるようになったといわれています。
100年フードとは、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を文化庁が「100年フード」と名付けて認定しているものです。
2.へぎそばの特徴
一般的な蕎麦はそば粉のつなぎとして主に小麦粉や山芋、卵などが使われているのに対し、へぎそばはつなぎに布海苔を使用しているため、喉ごしがよくつるつるとしていて、歯応えのある食感が特徴の1つです。
布海苔はもともと織物ののり付けにも使われていて、特にへぎそばで有名な新潟県十日町市では織物産業が盛んな町だったこともあり、布海苔は身近なものでした。そこで手に入りやすい布海苔を蕎麦のつなぎとして使ったことからへぎそばが生まれました。
また、織物の絹糸を束ねたような盛り付けも特徴的で「手振り・手びれ」という独特の方法で、一口大に丸めて盛り付けられます。織物産業が盛んな町ならではの名残が食文化にも表れています。
3.へぎそばの「へぎ」の由来
へぎそばはへぎ(片木)という器に盛られています。へぎ(片木)とは、杉などで作った四角い器のことで、このへぎに蕎麦を一口サイズに束ねて盛り付けることからへぎそばと呼ばれるようになりました。
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4.へぎそばの食べ方
へぎそばの薬味はネギやごま、からしで食べるのが代表的な食べ方です。十日町市ではわさびがとれなかったことから、からしを使うようになりました。からしは全部をそばつゆに溶かさず、そばの上に少量のせるようにして食べます。わさびが流通するようになり、今ではわさびも提供されるようになりました。わさびで食べても美味しくいただけます。
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参照元: 「DELISH KITCHIN」Webサイト
以上