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最初から丸いものは少ない

身の回りにある丸いものって、最初から丸いものは少ないんじゃないかなあと思ったりします。

石って、火山から飛び出した時は液体に近いから丸かったのかもしれないけど、どこかに着地したときに潰れますよね。べちゃっとなったり飛び散ったりするんだと思います。
それで冷え固まった時に、変な形になります。
なんかの拍子に欠けたら、角が尖った石になります。

だけど長い年月、雨に打たれたり、川を流れたり、石同士せめぎ合ったりするうちに、だんだん角がとれて丸くなったんでしょうね。
今、海や河原に転がっている石は、そういう長い月日を経て丸い形になったんですね。

デザイン

特にプロダクトのデザインは、最初は四角いのや尖ったのが多いけど、その理由は、金属を加工して組み立てるのにそれが一番簡単だったからなんでしょうね。
でも、持つ人は痛かったり、角で怪我をしたりして、なんとか丸くできないかと考えたんでしょうね。
角がある → 痛い というイメージがマイナスで、丸いのが素敵だというイメージになっていったのかな?

加工技術も、丸いものが作りやすくなって、丸い形が普及したのだと思います。今のプロダクトでも、特に理由がなければ丸くしたいのが基本的な考え方かなと思ったりします。

あ、それから専門的な話でいうと、角が尖っているとそこに力が集中して壊れやいんですよね。その意味でも丸い方が安心感があるのです。

人間

人間の性格だって「角が取れた」「丸くなった」ってよく言われますよね。
ということは、最初は丸くなかったんでしょうね。
尖った性格だと、社会で生きていくのに相手がまず困る。
それから場合によっては自分も傷つけることがある。
そんなことで、年齢を重ねるほど、普通は性格が丸くなっていくのだと思います。

何事も最初は尖っている

全てのものが生まれた瞬間には尖っていることが多いのだと思います。
必ずしもそれはベストではないけど、なんらかの主張や、生まれた理由みたいなものがあるんだと思います。
だからそれは決して間違いではないんですね。

だけど時を経て丸くならないと最終的には適応できないのが世の中の常だから丸くなるだけです。生まれた理由が無くなったわけではないのですね。

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