ピンポイントの記事を大事にすること
「ピンポイントの記事」とは、内容的に他の記事との関連をとくに考えない自立した記事のことを意味しているつもりですが、それがなぜ大事かということを書いていきます。
Webの基本は「ページ」
歴史資料
例えば地域の歴史について調べていると、ピンポイントでとても詳しく書かれたページに辿り着いたりします。
かつてジオシティーズがあった頃には、そういう貴重なページを見つけたときはジオシティーズだった、ということがよくありました。
書いた人が継続的に運営していれば、古い記事でも新しいブログサービスに移行して存在し続けますが、そうでなければやがて削除されます。
終わったサービスのページ
「〇〇は〇〇年〇月〇〇日をもって終了いたしました」
といったページだけがウェブサイトに残されているということがあります。
お店でもそうですね。
いつも利用していたユーザーは寂しくて、そのページばかり表示してはさらに寂しくなったりして・・
そんな風にウェブサイトには、訪問者にとって一つのページだけが大事だということがしばしばあります。
1ページだけでも成立するのです。
直帰ユーザーが最も多い
ウェブサイトやブログ(あるいは note 記事)を訪れる人は
SNSにシェアされた記事から
検索エンジンで検索した結果から
ハッシュタグ等から(noteの場合)
リンクを辿ってやってくることが殆どなのですが、訪問者の大半は、その1ページだけを見て去っていくのです。noteに関してはブログ等と比べて直帰は少ないかもしれませんが、同じサイト・ブログの他の記事を次々と見ていく人は少数派なんですよね。商品や関連情報を探すなど、特別にそのサイトに用事がある人以外は去っていきます。
その行動はアクセス解析では「直帰」と呼ばれるのですが、だからこそウェブサイトでは「ランディングページ」という、リンクを辿ってきた訪問者が見るページだけを重視して、そのページに全てを凝縮させるような作り方をすることがあるのです。
検索エンジンの評価
これについてはGoogle等の頭の中を覗いたことが無いので、一般的に言われていることを書きますが、検索エンジンはあらゆるサイトをリンクを辿りながら巡回していき、そのページ群をインデックスとして登録しつつ、ページとサイトを評価しているのですね。サイトの評価は通常はドメイン、つまり〇〇〇.com や △△△.jp といった単位で評価されています。
ページが有益で評価できる
サイトが有益で評価できる
というように、まずはページの内容が充実していて、多くの人から参照されているということが重要ですし、そうした価値の高いページが多く集まっているサイトが高く評価されるのです。
その結果、あるキーワードで検索したときに、他のページやサイトよりも先に表示されるなどの優先性が付与されるのですね。
ピンポイントの記事が大事だしサイトになれば尚良し
極端な話、サイトの中でバラバラの内容の記事があっても、それぞれの記事の内容が充実して価値が高ければ、ページとしての評価はされるし、サイトの評価にも影響はあるだろうという考え方もあります。
さらに内容的にもお互い関連していて、全体としてある1つの方向性があるようなページ群であれば尚更、サイトの評価は高まるし、ひいてはページの検索性も上がる(見つかりやすくなる)のです。
note も長期的にはブログと同じ
ということで、1つの記事に力を入れて書く、読む人のためになる記事を書くことは大事なことですし、note においては短期的には「スキ」や「マガジン追加」につながりますが、長期的に見るとブログと同様に外部の、検索エンジン(あるいはSNS)等からやってくる訪問者を増やします。
発信している noteユーザーが検索エンジンからどう評価されるのかは、知識がないので分かりません。もしそれが評価されないとすれば、サイトの評価はあくまで note.com の評価ということになるのでしょうね。