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IT革命で仕事は減らないだろうけどパラダイムシフトはどうかな?

〇〇年後に無くなる職業」などが囁かれたりしていますが、僕の感覚ではゼロにはならないと思うんですね。
完璧なAIが登場するまでは、全てがルーチン化されるまでは、やっぱり人間がなんかしないといけない。

一時期よく言われました「人間はもっと高度な仕事にシフトすべき」とね。しかし・・

AIが進歩するとまず頭脳が置き換えられる

と思うのです。
メカニカル(物理的)なものは、常にアナログとの戦いがあって一筋縄ではいきません。どうしてもコンピュータには苦手な部分です。
ロボットだって相当昔から研究されているけど、ようやく宅配に使えるかなー?というレベルになっただけですから。(実際にはまだまだ)

だからホワイトカラー(もしかして死語?)がカッコよく「高度な仕事」だと思っていることは、最初にAIに取って代わられるはずなのです。

システム化するには時間もコストもかかる

実際に、AIでもロボットでも、元々は人間がやっていたことをトレースして学習して、同じように振る舞えるようにチューニングされているものなので、AI自身が創造性を発揮したり、ロボットが自分で筋力を鍛えてハイパワーになるなんてことは、今の段階では考えられないです。

どうしても既存の業務を体系化して覚えさせていくことが必要になります。そうすると、非定型的な作業は、どうしても人間がやった方が効率的だったりするのですね。

パラダイムシフト

確かに産業のシフトは起きていて、コンピュータやネットを前提にしたシステムが増えていますし、新たな仕事がどんどん生まれています。
旧来の、おそらく今後は需要がなくなるであろう仕事から、新しい仕事の方に人間がタイムリーに移行できればパラダイムシフトは成功ということになるのでしょうが、新しい仕事の見えにくさは、昔の産業革命とは比較にならないほど増していると思います。
だから、そう簡単にシフトできない。そこに現代の苦悩があると思います。

答えは風に舞っている?

既存の仕事が無くなったからと言って「ハイそうですか」という訳にはいかないので人間はあらゆる場面で次の道を必死で考えます。
その点で言えば、なんとなくよく分からないけどパラダイムシフトはうまくいくのかもしれません。検証不可能なままでね。

世間で言われていることは半分は信用ならない

1990年代でしたか、OA(オフィス・オートメーション)が盛んに言われた頃に、コンピュータで文書管理をしたら紙は要らなくなると、随分と言われました。
だけど、紙は要らなくなるどころか、プリンターでひたすら出力されてそこらじゅう紙だらけになりました。
プリンターで出力した文書に穴開けてファイルに綴じてるんですよ!!

全然違うじゃん!!!!!

電子印鑑だってようやく今ごろです。

だから、いろんな過去を知ってる僕としては、あれこれ世間で言われていることにとても懐疑的なことが多いのです。

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