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何に向いているかを家系で考える
仕事など、自分が何に向いているかが分からないときは、家系から考えてみるのもよいかもしれません。
自分と血のつながっている人々が、どのような仕事や活動をしてきたかということを考えると、自分にとって自然な適性を見つけられるのではないか?という考え方です。
過去に霊能者が流行ったことがあって「あなたの先祖は〇〇の仕事をしていました」みたいなのがありましたが、そういうものよりは、家系を辿った方が現実味があるし、納得できると思います。
うちの場合
僕自身はずっと理系で、メーカーに長く勤めていました。
親父もメカや電気いじりが好きで、そういう系の仕事をしていました。
母はそろばんが得意で、事務系のパートをずっとやっていました。
が、親戚には、理系がほとんどいないのです。
親父が異端なだけでした。
両親の親戚を見渡すと、多いのが弁護士(裁判官)と銀行員と学校教員です。極めて堅いですね💦
銀行員は共通しています。父方の親戚の銀行員の人と、母方の親戚の銀行員の人が、同じ銀行に勤めていて、どちらも支店長をやっていて会議で会ったことがある、という話がありました💦
それ以外には、農家、商売人、芸能人、写真家などがちらっと居ます。
基本的には雇われの仕事をしている人が多くて、独立して事業をしている人は一部です。
というわけで、自分がいかに異端であったかがよく分かります。家系から見る限り・・
理系 → NG
事業 → ややNG
ということになり、自分の居場所が無くなってしまいそうです💦
その意味では、現在やっている Webライター はNGではなさそうな気がして、気分的にちょっと救われています。
理系をやっていてイマイチ伸び伸びできなかったのは、家系(遺伝)のせいかもしれませんね。
職業と適性
職業というのは表面的なもので、その根幹に適性があると思います。
したがって、自分の職業を考えるときに、適性をまず捉える必要があると思いますし、その参考にするものとして、家系は有効だろうと考えるわけです。
たとえば代々商売人とか、代々歌舞伎役者とか、代々神職とかいう人がいます。そういう人々は生まれたときから運命が決められていて、それ以外の職業を選択しにくい状況があると思います。
だから他の職業を選ぶよりも、代々続いた職業をついでいく方が自然ですし、適性もあると思うのですね。
もし代々の職業と違う方向に行きたければ、それらの「適性」に注目するのがよいでしょう。
職業は時代によって変わってくるから、過去の親戚の職業だけを見ていると、新しい職業は選べなくなってしまいます。
よって、その職業の根幹となる「適性」に思いを馳せて、今の職業でそれがハマるものを探すというアプローチをするとよいのでしょう。
たとえば「写真家」は江戸時代以前には無かった職業ですし、メジャーになったのは戦後になってからでしょう。
「Webライター」や「Webデザイナー」「システムエンジニア」はもっと最近の仕事で、Web系は1990年代になるまでは存在しませんでした。
だから「絵心がある」とか「細かい作業が得意」「計算が得意」「商売が得意」「人に伝えるのが得意」のような捉え方をして、自分の家系にはどういう人が多かったのかな?自分に似た人はいるかな?という風に考えるとよいかもしれません。
おわりに
自分は、若い頃は親戚の職業なんて全く気にしなかったし「自分とは違う」と思っていました。
しかし長く人生を過ごしてきて、なんとなく、自分がまっしぐらに進んできた道は、もしかして「無理があるのでは?」と思うようになりました。
親戚に自分のような仕事をしている人は居ないな、親戚の人たちと同じような仕事をすればよかったのでは?と思うこともあります。
でもそういう仕事は、興味がないのですよね(笑)
逆に自分の場合は、ずっと進んできた道から外れたときに「家系的に適性がなかったんだ」と思って諦めることが可能になりました。
「無理に自分はその方向に行かなくてもよかった」と思えることが、家系で考えるメリットだと思います。