GARO "学生街の喫茶店" ALFA MUSIC
今も昔もそうだけど、テレビで音楽番組ってそんなにやらないし、音楽アーチストの大半はテレビに出ない人。
僕が小学生の頃の音楽の情報源はもっぱらラジオでした。
昼間は祖父母の家に預けられていたから、新しい音楽を聴ける環境じゃないけど、近所のお兄さん(中学生)が親父さんの軽トラのカギをなぜか持ってて、路駐の軽トラの窓を開けてカーラジオを聴かせてくれました。
その頃よく聴いていたのが「不二家歌謡ベストテン」
司会は日本語ペラペラのロイ・ジェームスさん。
僕が初めて大人の音楽に興味を持ったのは、その番組でした。
ガロ 「学生街の喫茶店」
当時、ベストテンの一位がずっと続いたような記憶があります。とてもよく流行っていました。今の年配の方なら、当時熱狂的に聴いていた方も沢山いらっしゃると思います。
僕もこの学生街の喫茶店がとても好きで、ラジオに食いついて聴いていましたが、歌詞に出てくるボブ・ディランも、この曲で初めて知ったのです。
不二家歌謡ベストテンで一番好きなアーチストがガロ、もしくは番組のスポンサーだった不二家のCMでも起用されていた荒井由実でした。そう言えばさだまさしもその頃。
フォーク全盛か、やや終わり頃の時代です。
ガロはフォークのアーチストだけど、僕はずっとシンガー・ソングライターだと思っていたのですが「学生街の喫茶店」も含めて多くの曲は、作詞・作曲が別の人だったのですね。その方たちも今やレジェンドですが。
圧倒的にこの曲がヒットしたので、翌年に発売された「君の誕生日」の間奏にも同じフレーズが使われていました。それでまた君の誕生日がヒットすると。
もちろんそれだけじゃなくて君の誕生日は冒頭の歌い出しがとても素敵ですね。あの、なんとも言えないナイーブな感じは、その後の野口五郎の歌にも感じられたものです。
ALFA MUSIC
アルファミュージックは、ガロの歌の作曲家でもあった村井邦彦氏が立ち上げたレコード会社だそうで、僕は今までその存在は知らなかったのですが、一昨年あたりからSNS等での情報発信を積極的に始めているようで、今回シェアした「学生街の喫茶店」もアルファミュージックによるオフィシャル動画となっています。
こういう活動は、海外の有名アーチスト(特にジャズやポップス系)ではよく見られて、YouTube にアップされたそれらのオフィシャル動画を、僕もこの note で優先的にシェアしてきました。
国内アーチストは、自分が積極的に見ていないせいかも知れませんが、まだあまり見かけません。
人気の名曲が、長い年月を経て歴史的な記録として公開されることには、とても意味があると感じています。
アルバム CD
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